Appleは2022年秋のスペシャルイベントで、Apple Watchの新型モデル3機種を発表するようです。
1つは最新のチップセットを搭載したナンバリングモデルの「Apple Watch Series 8」、もう1つは手ごろな価格で購入できる「Apple Watch SE2」、そしてスマートウォッチながらタフさ、耐久性をウリにした新しい「Apple Watch Pro」です。
この記事では、2022年発売が報じられている新型Apple Watchについて、これまでに報じられている情報をまとめています。正式発表まで情報が変わるため、随時アップデートします。
目次
- 新型Apple Watch(2022)のラインナップ
- デザインとカラー
- 大きさと画面サイズ
- S8チップの性能は変わらず?
- 優しく電池持ちを延長する「低電力モード」
- 新しい体温センサー
- “タフさ”に特化した新しい「Apple Watch Pro」
- 最新のチップを搭載した手ごろなモデル「Apple Watch SE2」
- 販売価格
- 発表日と発売日
新型Apple Watch(2022)のラインナップ
2015年に発売されたApple Watchは、今年で8世代目です。
今年はナンバリングモデルの「Apple Watch Series 8」だけでなく、手ごろな価格で人気の「Apple Watch SE」、高い耐久性が必要になるエクストリームスポーツに特化した「Apple Watch Pro」が登場すると報じられています。
3モデルとも最新のS8チップを搭載する一方で、画面サイズや本体の大きさ、新しい体温センサーの有無、人気の健康管理機能の対応数に違いがあり、ケースの素材・色についてもラインナップが異なるでしょう。
Apple Watch Series 8 | Apple Watch Pro | Apple Watch SE2 | |
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ケースの大きさ |
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49mmケース |
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ディスプレイ | フラットガラス | フラットガラス | カーブガラス |
チップ | S8 SiP | S8 SiP | S8 SiP |
センサー |
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ヘルスケア機能 |
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ケースの素材と色 |
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セラミック | アルミニウム |
価格 | 58,800円〜 | 約126,900円から約140,900円 | 40,800円〜 |
デザインとカラー
Apple Watchにデザイン変更の噂が報じられています。噂によればiPhone 13 ProやiPad Pro、iPad Airのようにフラットエッジに変更されるようです。
このデザイン変更は、Apple Watch Series 7で計画されていると報じられていましたが、結局のところ実現することはなく、1年先のApple Watch Series 8で実行されると情報が変化しました。
ところが1年後の今、Apple Watch Series 8のデザインが変更されるとの噂はなく、Series 7と同じデザインで登場する可能性が高く、唯一のわずかな見た目の変化として、エッジカーブのディスプレイがフラットガラスに変更されると報じられています。
本体のカラーについては、アルミニウムケースがミッドナイト・スターライト・シルバー、(PRODUCT)REDの4色。ステンレススチールケースは、シルバーとグラファイトの2色になる可能性があります。
Alright
— ShrimpApplePro 🍤 (@VNchocoTaco) August 5, 2022
Apple Watch Series 8 leak
Note: the info is about the base series 8 only. No info abt the higher version atm
🧵1/3 pic.twitter.com/AT6tuUANUd
大きさと画面サイズ
デザインに変更がなければ、本体の大きさにも変更はないでしょう。
一方で画面の大きさは、41mmの1.69インチ、45mmの1.90インチよりも大きな1.99インチにサイズアップする可能性がある(Apple Watch Proとの情報アリ)と報じられています。
New size is larger, 1.99”.
— Ross Young (@DSCCRoss) July 4, 2022
S8チップの性能は変わらず?
今年発売のApple Watchには、すべてS8チップが搭載されるようです。
S8チップは名前こそ変わっているものの、Series 7に搭載されたS7チップと同じ性能とのこと。また、S7チップはSeries 6に搭載されたS6チップと同じ性能のため、2020年発売のSeries 6から処理性能は大きく変わらない可能性があります。
なお、現行モデルのApple Watch SEに搭載されているS5チップに対しては、処理速度が20%向上しているため、アプリの起動や文字盤の切り替えがスムーズになるはずです。
優しく電池持ちを延長する「低電力モード」
Apple Watchには、現在の時刻を確認できる以外の機能をオフにして、バッテリーの寿命を長持ちさせる「省電力モード」が搭載されています。
Apple Watchの電池持ちを長くするために、時刻しか確認できないというあまりにも制限の強い機能ですが、最新のApple Watchでは、一部のアプリや機能も利用できる比較的優しい「低電力モード」に対応する可能性があります。
新しい体温センサー
Apple Watch Series 8には、体温センサーが搭載されるようです。
新型コロナウイルスの感染拡大以降、スマートウォッチによる体温測定機能は大きな関心を集めていますが、スマートウォッチの体温センサーでは、表面温度しか計測できないため、当初は妊活に役立つ機能*として提供され、将来的には、体温が通常よりも高いかどうかを判断できる可能性があると伝えられています。
女性は低温期と高温期を繰り返し、妊娠しやすいタイミングと言われる排卵日周辺の期間は低温期にあるため、基礎体温を計測して大体の周期を把握したり、健康管理のために体温を計測することが重要
“タフさ”に特化した新しい「Apple Watch Pro」
Appleはまったく新しいモデルとして、エクストリームスポーツに特化したタフな「Apple Watch Pro」を同時期に発売するようです。
金属のボディと、シリコン・革・メタルといったバンドを組み合わせたApple Watchがターゲットにしているのは、カジュアル・フォーマル・スポーツ層ですが、過酷なシーンで利用する層をターゲットにしたモデルになるとのこと。高耐久を特徴とするGaminにとっては強力なライバルになるでしょう。
Apple Watch Proは、高耐久を実現するためにチタニウムのボディと、割れても飛散しにくいディスプレイを採用。水泳やハイキングが強化されたワークアウト機能を備え、長時間のトラッキングが可能な大容量のバッテリーを搭載するようです。
Apple Watch Series 8よりも大きな49mmケースが用意され、画面サイズが約7%大型化するといった噂があります。1.99インチにサイズアップするとの情報は、Apple Watch Proを指している可能性が非常に高いです。
流出したCAD画像からはラウンドフォルムのケースは変わらないものの、ディスプレイはフラット化してベゼルは薄くなることがわかります。デジタルクラウンはワークアウト中でも操作しやすいように凸凹形状が施され、サイドキーを含めて強力に保護するように独特な形状を採用しています。
Apple Watch Proだけの機能としてケースの左側に新しいボタンが追加され、ワンタッチで好みの機能やアプリをショートカット起動可能に。Apple Watch Pro用の幅広いバンドと情報の詰まった専用の文字盤も用意されます。なお、Apple Watch Proがチタニウムのボディを採用することから、これまでチタニウムボディを採用していたEditionシリーズが廃止になるようです。
最新のチップを搭載した手ごろなモデル「Apple Watch SE2」
4万円台と手ごろな価格で購入できるApple Watch SEの最新モデルも2年ぶりに登場するようです。
現行のApple Watch SEは、Series 4と同じ旧型の41mm/45mmのアルミニウムボディに、デュアルコアS5 SiPチップを搭載。価格を抑えるために、魅力的なセンサーが削られていて、血中酸素濃度や心電図を計測できない仕様です。
センサーの追加による健康管理機能の充実化を期待したいところですが、現時点で具体的な情報はなく、最新のS8チップを搭載するとだけ情報があります。
販売価格
Apple Watch Series 8とSE2の販売価格は現行モデルと大きく変わらないと予想されています。
しかしながら、日本では円安の影響で7月にほぼすべてのApple製品が値上げされました。Apple Watchも例に漏れず、最大3万円も値上げされたことから、日本では実質的に値上げになるでしょう。
なお、まったく新しいApple Watch Proについては、BloombergのMark Gurmanは900〜999ドルになっても驚かないと予想しています。
少なくとも同じチタニウムを使用したApple Watch Edition 45mmモデルの119,800円を超えるのは確実でしょう。
同じレート1ドル141.1円で計算した場合、Apple Watch Proの価格は約126,900円から約140,900円となり、Apple Watch Hermèsを数万円下回る可能性があります。
発表日と発売日
Appleが日本時間9月8日(木)午前2時からスペシャルイベント『far out.』を開催すると発表しました。
同イベントでは、新型iPhoneの発表が確実視されています。例年どおりであれば、同じイベントで新型Apple Watchが発表されます。
昨年発売されたApple Watch Series 7は、製造上の問題で発表から1ヶ月後の予約開始・発売になりましたが、ほとんどのApple Watchが発表日に予約受付を開始し、同じ週または翌週の金曜日に発売されています。
この傾向からApple Watch Series 8|SE2|Proは、日本時間9月8日(木)に予約受付をスタートし、9月9日(金)または9月16日(金)に発売される可能性が高そうです。ただし、一部モデルについては発売日が遅れても不思議ではありません。
Apple Watch | Apple Watch Series 1 | Apple Watch Series 2 | Apple Watch Series 3 | Apple Watch Series 4 | Apple Watch Series 5 | Apple Watch SE | Apple Watch Series 6 | Apple Watch Series 7 | |
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発表日 | 2015年3月9日(月) | 2016年9月8日(木) | 2016年9月8日(木) | 2017年9月13日(水) | 2018年9月13日(木) | 2019年9月10日(火) | 2020年9月16日(水) | 2020年9月16日(水) | 2021年9月15日(水) |
予約日 | 2015年4月10日(金) | 2016年9月9日(金) | 2016年9月9日(金) | 2017年9月15日(金) | 2018年9月14日(金) | 2019年9月10日(火) | 2020年9月16日(水) | 2020年9月16日(水) | 2021年10月8日(金) |
発売日 | 2015年4月24日(金) | 2016年9月16日(金) | 2016年9月16日(金) | 2017年9月22日(金) | 2018年9月21日(金) | 2019年9月20日(金) | 2020年9月18日(金) | 2020年9月18日(金) | 2021年10月15日(金) |
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