アップルの次期「Apple Watch 2」では最大40%の薄型化が実現される、変化の少ない「S」モデルになる、6月開催のWWDCで発表されるといった噂があります。
もう少し魅力的な噂が聞きたいと思っていたところで次世代Apple Watchが携帯ネットワークに対応するとの噂が報じられています。
次世代Apple Watch、高速化されたプロセッサなど搭載か
ウォール・ストリート・ジャーナルが事情筋から得た情報として、アップルが次世代のApple Watchに高速化された最新のプロセッサを搭載し、4G/LTE対応に取り組んでいると伝えています。
アップルは次世代のウォッチに携帯ネットワークとの接続性や高速プロセッサーを盛り込むことに取り組んでいる。アップル広報担当者にこの点についてコメントを求めたが、これは得られていない。
引用元:アップルウォッチ1年目の販売、アイフォーンの倍 – WSJ
4G/LTE対応の次世代Apple Watchが可能にすること
Apple Musicのストリーミング視聴が可能に
昨年発表されたApple Watchは、ソフトウェアアップデートでWi-Fiに対応したものの、電池消費量を抑えるために利用できる範囲はごく一部に限られていて基本的にはiPhoneと併用して使うことになります。
これが思っていたよりも不便で特にApple Watchで音楽を楽しむ時にストレスを感じます。
Apple Watchで音楽を聴くには、一度iPhoneに楽曲をダウンロードしてからBluetooth経由でApple Watchに転送する必要があるため、かなり時間がかかります。
聴き放題の音楽ストリーミングサービス「Apple Music」を利用するにもいちいちダウンロード・転送する必要がありますが、4G/LTEに対応すればストリーミングで視聴することが可能になります。
Apple Watchから紛失・盗難にあったiPhoneの現在地特定が可能に
iPhoneがなければ通知を受け取ることもできませんが、4G/LTEに対応すればApple Watch単体でも通知を受け取ってカンタンな返信もできるのでiPhoneをポケットに入れずに運動に出かけることもできます。
iPhoneを置き忘れたり、盗難にあった場合は、Apple Watchから「iPhoneを探す」機能を使って現在地を特定することもできるはずです。
バッテリーや防水など課題も
4G/LTEに対応するには課題もあります。Apple WatchはiPhoneに多くの処理をまかせることで最大18時間の電池持ちを実現していますが、4G/LTEに対応することで大幅にバッテリーを消費することになります。
バッテリー容量を大幅にアップするか、プロセッサの低消費電力化を進めるといった解決方法もありますが、Wi-Fiと同じように4G/LTEの利用を制限するといったことも考えられます。
SIMカードという物理的な問題もあります。Apple WatchにSIMカードを挿入して使うことも考えられますが、Apple WatchはIPX7等級の防水に対応(アップルは耐水であり防水ではないと案内)しているため、iPhoneやiPadのようにSIMカードトレイを備えるというのは考えにくいです。
もしかすると、iPadのように半仮想化したApple SIMに対応するのではないでしょうか。iPhoneにも防水対応の噂がありますが、Apple SIMが解決策になるかもしれません。
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