Leicaカメラ搭載「AQUOS R6」発表。ドコモとSBから6月中旬発売

Yusuke Sakakura

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2021/05/17 20:18

5月17日、シャープが2021年夏モデルのハイエンドスマートフォン「AQUOS R6」を発表した。ドコモが明日18日から予約受付を開始し、ソフトバンクも6月中旬以降に発売する。

老舗カメラメーカーLeica（ライカ）とコラボした1インチの巨大なイメージセンサーを搭載するカメラが最大の特徴。暗い場所でもノイズの少ない明るく鮮明な写真が撮影できるほか、4Kの動画撮影にも対応する。

AQUOS R6の主な特徴

Leicaがカメラのセンサー開発からレンズ設計、画質調整まで監修
最大級の1インチセンサーと「ズミクロン」レンズを採用
高い省エネ性能と、滑らかで残像を抑えクリアな表示を両立した世界初の1Hz-240Hzで駆動する「Pro IGZO OLED」を搭載

Leicaの本格画質を実現“ズミクロンレンズ”を搭載

「AQUOS R6」はカメラのすべてをLeicaが監修した最新のAQUOSスマートフォン。

シャープとLeicaは2020年3月からスマートフォンのカメラの開発・設計において協業を開始し、センサー・レンズの設計、画質の調整まで含めたカメラシステムの開発をLeicaと共同で行った。

1インチの大型イメージセンサーはソニーのデジタルカメラRXシリーズで採用されているデジカメ用。“スマホ最大級”の巨大なセンサーによって昨年発売されたAQUOS R5Gと比べて暗所ノイズが40%も低減される。

スマートフォンのカメラは2〜4つのレンズを搭載してワンタップでズームや画角を切り替えて写真や動画を撮影できるがAQUOS R6はワンレンズ仕様。

ズミクロンレンズと呼ばれるたった1つのレンズが19mmの超広角から152mmの望遠までをカバー。超広角で撮影する場合は歪みのない本格的な写真が撮影可能。ズーム時の画質が気になるところだが、シャープ独自のAI超解像技術で高解像に復元することで、くっきり鮮明な写真が残せる。

動画撮影は4Kに対応。8K HDRにアップコンバートするシャープ独自の技術と搭載。動画撮影中の傾きを認識して補正してくれる水平補正機能も利用できる。

世界初、1〜240Hzで駆動する有機ELディスプレイ「Pro IGZO OLED」

ディスプレイは新しいPro IGZO OLED。IGZOの美しく正確な画質と最大2000nitsの明るさ、高コントラストによる力強い表現を併せ持ち、なめらかな表示でゲームが楽しめつつ低消費電力にも優れたリフレッシュレート1〜120Hzに対応。連動して間に黒画面を挿入することで240Hz駆動も実現している。

画面の内部には指紋認証センサーを内蔵。ディスプレイ内蔵型の指紋認証はセンサーが目に見えず触覚でもわからないため認証ミスが発生しやすいが、スマホ最大のセンサーを搭載することで位置を迷わず画面ロックを解除可能。認証スピードはAQUOS zero2に比べて2倍も高速化された。2本指による指紋認証にも対応している。

チップセットはSnapdragon 888 5G。メモリは12GB、4倍速駆動のタッチ＆表示によるハイパフォーマンスと超高速な5G、電池の劣化を抑えるインテリジェントチャージや5,000mAhの大容量バッテリーでゲームも最高の環境で思いっきり楽しめる。

発売日はドコモとソフトバンクから6月中旬以降。ドコモは5月18日からドコモオンラインショップやドコモ取り扱い店で予約受付を開始する。