日本でも明日8月8日から発売されるASUS製の「Zenfone 2 Laser」
都内で開催された先行体験会に参加して「Zenfone 2 Laser」の魅力、格安スマホとして大ヒットした「Zenfone 5」との違いなど、お話を聞いてきたのでレポートしたいと思います。
Zenfone 5のコストパフォーマンスが戻ってきた「Zenfone 2 Laser」
SIMフリースマホ販売数1位のZenfoneシリーズ最新作が登場
「Zenfone 2 Laser」のテーマ、コンセプトは“一歩先の、使いやすさへ。”
これまでに発売されたZenfoneシリーズは、初代「Zenfone 5」は、ASUS初となるSIMフリースマートフォンとして2014年11月に発売。今年発売された「Zenfone 2」は、“性能怪獣”との言葉どおり、4GBのRAMを世界で初めて搭載するなど、妥協なしのスペックを実現したモデルです。
そして、明日発売される「Zenfone 2 laser」は、Zenfone 2のデザインや使い勝手を継承しつつ、Zenfone 5のお手軽さを実現。Zenfone 2は、最上位モデルが6万超、最下位モデルでも3万強と格安スマホとしてはお値段高め。
ちなみに、2015年1月〜3月のSIMフリースマートフォン販売台数は、グーグルのNexusシリーズをおさえて、Zenfoneシリーズが1位だそうです。
レーザーオートフォーカス、デュアルSIMなど、スペック充実の「Zenfone 2 Laser」
Zenfone 5との比較、違い
名前こそ「Zenfone 2 Laser」ですが、価格は「Zenfone 5」に近く、スペックの差が気になるところ。
カメラはフロントも含め画素数がアップし、「レーザーオートフォーカス」に対応。ZenUIは使いやすさが向上したとのこと。2枚のSIMを利用できる「デュアルSIM」をサポートし、CPUやOS、microSDなどがそれぞれ向上したものの、サイズはZenfone 5よりもコンパクトになっています。
Zenfone 2 Laser | Zenfone 5 | |
---|---|---|
OS | Android 5.0 | Android 4.4 |
サイズ | 71.5×143.7×10.5mm | 72.8×148.2×10.34mm |
重さ | 145g | 145g |
ディスプレイ | 5インチ HD(1280×720) IPS液晶 ゴリラガラス4 | 5インチ HD(1280×720) IPS液晶 ゴリラガラス3 |
メインカメラ | 1,300万画素 レーザーオートフォーカス デュアルカラーLEDフラッシュ | 800万画素 |
フロントカメラ | 500万画素 | 200万画素 |
CPU | Snapdragon 410 1.2GHz クアッドコア | Snapdragon 400 1.2GHz クアッドコア |
RAM | 2GB | 2GB |
ROM | 16GB | 16GB/32GB |
対応バンド | LTE:Band 1/3/5/6/8/9/18/19/28 3G:Band 1/2/5/6/8/19 | LTE:Band 1/3/7/8/19 3G:Band 1/2/5/6/8/19 |
バッテリー | 2400mAh | 2110mAh |
microSD | 最大128GBまで | 最大64GBまで |
Wi-Fi | IEEE802.11b/g/n | IEEE802.11b/g/n |
デザイン
デザインは、ASUSの製品に多く用いられている「スピン加工/ヘアライン加工」を採用。
人口工学に基づいた「エルゴノミックアークデザイン」を用いることで、長時間スマホを握っても手が疲れないボディを実現しているそうです。
カラーバリエーションは、レッド/ブラック/ホワイトの3色。
カメラ
利用機会の多いカメラは、瞬時にフォーカスが合わせられる「レーザーオートフォーカス」に対応。赤外線を使ってフォーカスを合わせるため、暗い場所でも瞬時にフォーカスが合うとのこと。
収録されている撮影モードはかなり豊富。
薄暗い場所でも鮮明な写真を撮影できる「ローライトモード」
他機種との比較をみると、どれだけ効果があるかわかりやすいです。
HDRモードでは、輝度とコントラストを4倍に上げることで逆光時でも自然な写真の撮影が可能に。
比較対象の機種がやや古めですが、差は歴然です。
「デュアルフラッシュ」は、白色と黄色、2色のLEDを搭載することで、フラッシュ利用時も肌の色を自然に撮影できます。
使いやすさを実現する「ZenUI」
“シンプルにもっと簡単に”がコンセプトのZenUI
「ZenMotion」では、画面をダブルタップすると、画面のONだけでなく、OFFもできる「スリープON/OFF」や画面オフの状態でCを画面上に書くとカメラを起動できる「ジェスチャー」、5インチの画面もカンタンに操作できる「片手モード」を利用できます。
「スリープON/OFF」はかなり使えそうな機能ですね。ちなみに、ジャスチャーは自分の好きなアプリに変更することも可能で最大6つのジェスチャーが登録できるとのこと。
スマホ初心者や高齢者でも使いやすい「簡単モード」に加え、起動できるアプリや使用時間を制限できる「キッズモード」も利用可能。小さいこどもがいる人にとってキッズモードは嬉しい機能ではないでしょうか。
文字入力アプリに「ATOK」を収録、デュアルSIMをサポート
文字入力アプリは、1500円オーバーながら評価4.4(評価数9500以上)のATOKを収録。「Zenfone 2 Laser」は、海外でも発売されるグローバルモデルですが、FOMAプラスエリア(バンド6、19)への対応など、こういった部分を含めて日本へのローカライズをきちんと行っているとのこと。
SIMカードは、デュアルSIMに対応。一方が2G専用となり、2Gが利用できない日本国内では実質的にシングルSIMになってしまうモデルも多いですが、「Zenfone 2 Laser」は両方とも2G/3G/4Gをサポート。同時利用のデュアルアクティブには非対応となっています。
Zenfone 2 Laserの価格は2万7800円。8月8日発売!
「Zenfone 2 Laser」は、公式オンラインストアASUS Shopにて、明日8月8日(土)発売。これだけのスペックを抱えながら価格は2万7800円。Zenfone 5のコストパフォーマンスが戻ってきた気がしますね。格安スマホとしては、Zenfone 2よりもこちらの方が人気が出そうです。
ちなみに、格安SIMを提供するDMM mobileでも販売され、すでに予約販売がスタートしています。また、楽天モバイルからは保存容量(ROM)が16GBから半分の8GBになり、22,800円まで値下げされたモデルが当日午前10時より独占販売されます。
また、NifMoについては8月20日より発売すると発表しています。
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