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レビュー「Zenfone 2 Laser」 27,800円のコスパに優れた格安スマホ

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Yusuke Sakakura更新日:2015/10/03 0:17
レビュー「Zenfone 2 Laser」 27,800円のコスパに優れた格安スマホ

今年8月に発売され、SIMフリースマホランキングで2位を獲得した「Zenfone 2 Laser」は、ASUSが開発する27,800円(税込み30,080円)の格安スマホです。

ASUSといえば、「Zenfone 2」「Zenfone 5」などのSIMフリースマホを続々と日本市場にも投入しているわけですが、前作の「Zenfone 2」はスペックを重視したモデルで販売価格が35,800円〜50,800円と、格安スマホとしては高い価格設定になっていました。

1年前に発売され、コスパの良さからヒットを記録した「Zenfone 5」の後継機となるのが、「Zenfone 2」のデザインを継承しつつ、価格をおさえた「Zenfone 2 Laser」です。

今回は、ASUS新製品体験イベントに参加し、プレゼントされた「Zenfone 2 Laser」を約2ヶ月間使ってみたレビューをお届けします。

低価格で高いスペックも実現したハイコストパフォーマンスの「Zenfone 2 Laser」

「Zenfone 2 Laser」のディスプレイは5インチのHD(1280×720ピクセル)で視野角の広いIPS液晶を搭載。液晶を保護するガラスパネルには強固なゴリラガラス4を採用しています。

レビュー「Zenfone 2 Laser」 27,800円のコスパに優れた格安スマホ

ボディサイズは71.5×143.7×10.5mm。前作の「Zenfone 5」から横幅、縦幅ともに値を減らしており、スリム・コンパクト化を遂げています。

スマートフォンの機能で最も利用機会の多いカメラは、1,300万画素にレーザーオートフォーカス、デュアルカラーLEDフラッシュをサポート。自撮り(セルフィー)の流行で利用機会が増えているフロントカメラも500万画素の高解像度になっています。

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CPUは、1.2GHz/クアッドコアの「Snapdragon 410」を搭載。RAMは2GB、保存容量(ROM)は16GBで最大128GBのmicroSDカードに対応します。OSにはAndroid 5.0 Lollipopを搭載するため、4.4で制限されていたmicroSDへのアプリ保存も可能になっています。

バッテリーの容量は2400mAhと、ミドルレンジのスマートフォンとしては他のモデルよりも容量が多くなっています。CPUのスペックが抑えられているため、バッテリーの消費量は低く、ライトな使い方ならば1.5日〜2日、ヘビーに使っても1日は持ちます。

対応するLTEのバンドはBand 1/3/5/6/8/9/18/19/28、3GのバンドはBand1/2/5/6/8/19と、いずれもプラチナバンドに対応しているため、対応エリアに悩まされることはありません。

SIMカードは、4G/LTEとGSM(2G)のデュアルスロット(デュアルSIM)に対応。同時利用はできませんが、手動による切り替えで2枚のSIMカードを利用することが可能です・

レビュー「Zenfone 2 Laser」 27,800円のコスパに優れた格安スマホ

例えば、通常時はメインで利用している格安SIMを利用し、テザリングなどデータ通信量が多くなる機能を利用する場合はぷららモバイルLTEなどの定額無制限プランのSIMに切り替えて利用するという使い方も可能になります。

27,800円という販売価格はSIMフリースマートフォンとしては、「かなり安い」という部類ではないものの、デュアルSIMやレーザーオートフォーカスのカメラ幅広い対応バンドなどを考えると、「Zenfone 5」で評価された高いコストパフォーマンスは今作にも引き継がれていると言えます。

「Zenfone 2 Laser」のベンチマークを計測

性能を数値化するベンチマークスコアを「Geekbentch 3」で計測してみたところ、シングルコアは505ポイント、マルチコアは1546ポイントに。ミドルレンジのSIMフリースマホとして、価格・性能・販売ランキングからライバルとなっている「HUAWEI P8lite」と比べると、シングルコアはほぼ同じですが、マルチコアは1000ポイント近い差となりました。

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このポイント差はP8liteがオクタコアに対して、Zenfone 2 Laserがクアッドコアになっていることが影響しています。

ただ、実際の利用シーンでは、TwitterやFacebook、Chromeなどライトなアプリケーションを利用するかぎりでは大きな性能差は感じられず、Googleマップやストリートビューといったもう少しパワーのいるアプリケーションでも性能差は感じません。

パワーを必要とするゲームアプリでは多少のカクつきは感じるものの、プレイに支障が出るほどのものではなく、軽いストレスを感じながらでもプレイできました。

「Zenfone 2 Laser」のボディデザインをチェック

「Zenfone 2 Laser」のボディカラーは、レッド、ブラック、ホワイトの3色。Zenfoneのメインカラーはレッドなので、レッド希望でしたが、抽選の結果ホワイトに。

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「Zenfone 2 Laser」のボディは、丸みをおびた手に馴染むラウンドフォルムを採用しています。また、人口工学に基づいた「エルゴノミックアークデザイン」を用いることで、長時間スマホを握っても手が疲れないボディを実現。

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素材は格安スマホらしいプラスチックですが、マット素材になっているため、プラスチック独特の硬さのないやわらかい肌感になっています。

ハードキーは、電源キーが上面、ボリュームキーが背面、側面にはボタンのないあまり見たことのない配置になっています。

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各種ハードキーと前面に配置された戻る/ホーム/タスクキーの周辺にはスピン/ヘアライン加工が施されており、Zenfoneらしさを感じさせます。

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素材がプラスチックということで格安スマホ独特の安っぽさは否めませんが、人口工学に基づいたラウンドフォルムの採用で非常に持ちやすく、プラスチックボディは優しい質感によって触っていたくなります。

優しさ機能を搭載した「ZenUI」

Zenfone 2 Laserには、“シンプルにもっと簡単に”をコンセプトに掲げたZenUIが搭載されています。

ZenUIの代表的な機能がディスプレイをダブルタップすると画面をON/OFFできる「スクリーンオン/オフ」と、指が届きにくい5インチの大画面もカンタンに操作できる「片手モード」の2つですが、この2ヶ月とても便利に使うことができました。

ディスプレイをダブルタップして画面を点灯させる機能は、他のスマートフォンにも搭載されていますが、画面の消灯まで対応しているスマートフォンはあまり見たことがありません。また、Xperiaなど一部の端末ではポケットの中で誤動作してしまう機種もありますが、Zenfone 2 Laserで誤動作は見られませんでした。

Zenfone 2 Laserの電源キーが指の届きにくい上面に配置されている理由がこの「スクリーンオン/オフ」の存在なわけですが、5インチぐらいの大画面だと電源キーを押すためにスマホをにぎり変える必要がありますが、「スクリーンオン/オフ」を使えばその必要がありません。

また、多くのスマートフォンに搭載されている「片手モード」ですが、5インチぐらいの大画面になると、横方向にも指が届きにくくなるため、画面が下にスライドするだけではあまり意味がないこともあるため、斜め方向に画面が縮小されるのは嬉しいところです。

レーザーオートフォーカスと搭載する「Zenfone 2 Laser」のカメラ

「Zenfone 2 Laser」のLaserは、レーザーオートフォーカスから来ています。レーザーオートフォーカスでは、赤外線を利用することで、約0.2秒の超高速オートフォーカスを利用できるほか、暗い場所でも瞬時にフォーカスを合わせることが可能とのこと。

実際に写真を撮影してみると、カメラを構えてから数秒後にフォーカスが合うといった印象で、それほどの高速感は得られません。ただ、暗所での撮影においては、他のスマートフォンではフォーカスが合わず、ボケた写真になってしまうなか、Zenfone 2 Laserでは、きちんとフォーカスの合った写真を撮ることができました。

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コスパの高い格安スマホであるものの、カメラとデュアルSIMなど一部の機能に不満点も

約2ヶ月の間「Zenfone 2 Laser」を利用してみましたが、性能に不満はありません。プラスチックボディに安っぽさはあるものの、マットな質感も好印象です。

唯一とも言える不満はレーザーオートフォーカスを搭載するなど、最大のウリとしているカメラです。風景などはキレイに撮影できるものの、明るさを必要とする暗い店内などで撮影する料理は、不味く写ってしまうことがほとんどです。この価格帯のスマートフォンは他の機種でも同じであるため、諦めなければいけないポイントなのかもしれませんが、カメラをウリにしているのであれば、暗い店内で撮影する料理も明るく撮影できるようにきちんとケアして欲しいところでした。

細かいところで言えば、4G/LTEのSIMを2枚利用できるデュアルSIMは珍しく嬉しいポイントではあるものの、auのSIMカードを利用できないのは非常に残念です。

これらの点を除けば「Zenfone 5」と同じく、コストパフォーマンスの高い格安スマホに仕上がっており、「オススメの格安スマホは?」と聞かれたら、名をあげたい一品となっています。

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