米調査会社Net Applicationsが発表したインターネットブラウザのシェアに関するレポートによると、グーグルのChromeが初めてマイクロソフトのInternet Explorerを抜いたことがわかりました。
Chromeが41.7%のシェアを獲得。IEをわずかに上回る
Net Applicationsによると、2016年4月のPC向けブラウザシェア(全世界)において、Chrome(41.71%)がInternet Explorer(41.33%)を初めて上回りました。
2015年4月時点のシェアでは、Chromeが26.37%、Internet Explorerが55.15%と、かなりの差が開いていましたが、ここ1年で一気に差を詰めたようです。
マイクロソフトは、昨年公開したWindows 10にて新しい標準ブラウザ「Edge」を搭載しましたが、時事通信によればEdgeのシェアはInternet Explorerに含まれるとのこと。
スマホ向けのブラウザではChromeがダントツトップ
スマートフォン向けのブラウザシェアでもChromeが49.48%でトップ。次いでSafariが29.12%で、Internet Explorerが3.9%になっています。
Net Applicaitonの調査は、4万以上のウェブサイトへのユニークビジター(訪問者をカウント)を元に算出されたもの。300万以上のウェブサイトと150億ページビュー(訪問数をカウント)を元にしたStatCounterの調査では4年前の2012年7月にChromeがIEを上回っていました。
Chromeは、2008年にWindows版が公開されたのち、2010年にMac向けに公開されたグーグル開発のインターネットブラウザ。
1つのウィンドウに複数のサイトを表示できるタブブラウザながら、軽量な動作が公開直後に話題に。2012年にAndroid版とiOS版が公開され、PC版とスマートフォン版との連携機能(お気に入りやタブの同期)や、データ通信量の節約機能などが好評になっています。
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