今月10日から音声に特化した招待制のソーシャルネットワーキングサービス「Clubhouse」(クラブハウス)のAndroid向けベータ版が公開されている。
残念ながら当初はアメリカでの限定公開となっていたが、あす18日に日本、ブラジル、ロシアで公開されることがTwitterの公式アカウントにて正式発表された。
Android版では多くの機能が利用できず
Clubhouseが「今後は他の英語圏内、さらに他の国でも徐々に提供を拡大する」と案内していたとおり、18日に日本を含む3カ国、21日午前中にはナイジェリアとインド、その他地域は今週中、21日午後には全世界で利用可能にする。
Android rollout continues!
— Clubhouse (@Clubhouse) May 16, 2021
🇯🇵🇧🇷 🇷🇺 Japan, Brazil & Russia coming Tuesday
🇳🇬🇮🇳 Nigeria & India on Friday AM
🌐 Rest of world throughout the week, and available worldwide by Friday afternoon
Android版ではトピックのフォローやクラブの作成管理、ソーシャルプロフィールのリンク、投げ銭機能、プロフィール名の変更など多くの機能を利用できないが、Clubhouseは今後はフィードバックを集めながら問題を修正し、iOS版で4月に提供を開始した投げ銭機能やクラブの作成機能も追加していくとのこと。
すでにGoogle PlayストアではClubhouseのダウンロードページが公開されていて、アクセス後、事前登録することで日本で利用可能になったときに自動でダウンロードされる。
Clubhouseは2020年3月の開始時点で5000人限定かつテスト環境で利用できる小規模なサービスだったが、App Storeで公開したあとイーロン・マスクやマーク・ザッカーバーグなどの著名人がClubhouseに参加したことでユーザーが急増。
今年1月には日本でもベータ版の運用がスタートするとApp Storeの無料アプリランキングに即ランクインし、今年2月時点の登録ユーザー数は推定1000万人以上とされている。
音声に特化したSNSに注目が集まると、Twitterが600人以上のフォロワーがいるユーザーに対して音声チャット機能「スペース」の提供を開始。Facebookは夏までに「Live Audio Rooms」の提供をスタートさせる。類似サービスが登場して業界が盛り上がる一方、Clubhouseの4月のダウンロード数が3月に比べて66%減、ピーク時の10分の1まで大幅に減少したと報じられている。勢いに陰りが見え始めるなかでClubhouseはAndroid版の提供を開始した。
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