5月10日、音声に特化した招待制のソーシャルネットワーキングサービス「Clubhouse」(クラブハウス)のAndroid向けベータ版がようやくスタートした。
Clubhouseは2020年3月にiOS向けのアプリケーションがTestFlightで限定公開。同年秋にApp Storeで公開されたもののこれまでAndroid版は公開されていなかった。
現時点でAndroid向けベータ版は米国限定で公開されていて日本のGoogle Playストアからダウンロードできない。
今後、Android版Clubhouseの提供地域を拡大
Clubhouseの発表によると現時点でAndroid向けのClubhouseを利用できるのは米国のみだが、今後は他の英語圏内、さらに他の国でも徐々に提供を拡大するとのこと。いずれも具体的な国名は案内されていない。
詳細なスケジュールは不明だが、今後はフィードバックを集めながら問題を修正し、iOS版で4月に提供を開始した投げ銭機能やクラブの作成機能も追加していくそうだ。
昨年3月に5000人限定のサービスとしてスタートしたClubhouse。App Storeで公開されるとイーロン・マスクやマーク・ザッカーバーグなどの著名人が参加したことでユーザーが急増し、今年2月時点の登録ユーザー数は推定1000万人以上とされている。
今年1月には日本でもベータ版の運用がスタートするとApp Storeの無料アプリランキングに即ランクインするなど、世界中でClubhouseが爆発的な人気を記録。Twitterが600人以上のフォロワーがいるユーザーに対して音声チャット機能「スペース」の提供を開始するなど業界のトレンドになりつつある一方でClubhouseの4月のダウンロード数が3月に比べて66%減、ピーク時の10分の1まで大幅に減少したと報じられている。
そういったタイミングでのAndroid向けベータ版の投入となった。なお、Google PlayストアからClubhouseのページにアクセスして事前登録することで日本で利用可能になったときにお知らせしてくれる。
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