新型コロナウイルス陽性者と接触した可能性を通知してくれる新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」の最新版となるバージョン1.2.2がApp StoreとGoogle Playストアで公開された。
今回のバージョンでは、4ヶ月ものあいだ陽性者と接触しても通知を受け取れなくなっていたAndroid版の不具合が修正されているが、新たな不具合も複数報告されている。
Android版では正確な接触通知のため定期的な再起動が必要に
アプリの更新内容
- Android版
- 陽性者との接触について通知を受けることができなかった問題を解消
- 1メートル以内15分以上の条件に該当する陽性者との接触があった場合、本来通知すべきよりも多い接触件数が表示される可能性を修正
- 利用開始後しばらく経った後に、アプリが初期化される(利用規約等への同意画面が再度表示される、又は継続使用日数が0日に戻る)問題を改善
また、新たな不具合も報告されている。
iOS版では、iOS 13.5にて接触通知を受け取ることができない問題(iOS 14では発生しない)が発生。別の理由でiOS端末で接触を通知できない問題(現在調査中)が確認されているとのこと。
Androidでは、アプリがバックグラウンドから強制終了されることで処理が実行されないケースやバックグラウンドで起動している状態であっても処理が定期的に実行していないケースが見つかったという。
実行されない処理は、陽性者がサーバーに登録した接触に関する情報をダウンロードして端末内の記録と照合・通知を行うというもの。
現在はGoogleと協力しながら調査を進めているが、厚生労働省は当面、接触通知を正確に受け取ることができるよう定期的(1日に1回程度)にアプリを再起動するよう案内している。
- | 厚生労働省
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