昨年からスタートしたドコモの5G。iPhone 12シリーズが発売された10月ごろから「5G対応端末がうなぎのぼりで売れ始めた」ことで契約数が400万を突破した。
ただ、最近になって4Gから5Gに切り替わるときにデータ通信ができなくなる“パケ詰まり”問題を多くのユーザーが指摘している。ドコモは今日、5Gで発生するパケ詰まりの問題を認めて6月末までに対策を行うと発表した。
5Gのパケ詰まりが発生したら移動するか設定で5Gオフに
ドコモは5月に開催した新商品・新サービス発表会の質疑応答にて5Gのパケ詰まりについて聞かれた際に「十分認識できていないがユーザーの声を受け止めて改善していく」と答えていたが、今日になって問題を認めた。
#ドコモ発表会 質疑応答
— Yusuke Sakakura🍎携帯総合研究所 (@xeno_twit) May 19, 2021
Q. 最近、4Gから5Gに切り替わるときにデータ通信が止まる現象が発生しているがドコモは把握しているか
A. 十分認識できていないがユーザーの声を受け止めて改善していく
ドコモの発表によると、5Gエリアの端など電波品質の悪い場所において、まれに通信速度の低下とそれに伴うアプリケーションやブラウザのエラーが発生する場合があるとのこと。
ドコモはこの事象を改善するために、6月末までに必要な対策を実施し、5G基地局を1万局まで拡大することで5Gエリアの品質を向上するという。
なお、パケ詰まりは5Gの電波品質が悪い場所で発生するため、場所を移動することで回復する場合もあるとのこと。同一場所でパケ詰まりが継続して発生する場合は、端末のメニューから優先ネットワークを4G/3G/GSMに設定することで、パケ詰まりが発生する5Gをオフにして解消できるとも案内している。
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