auの2015年春モデル「AQUOS K SHF31」は、従来の携帯電話のボディにスマートフォン向けのOS「Android」を搭載し、操作性をフィーチャーフォン向けにカスタマイズしたモデル、通称「ガラホ」として発売されました。
フィーチャーフォンからスマートフォンへの移行が落ち着き、フィーチャーフォンの需要が高まるなか、NTTドコモも「ガラホ」を2015年夏モデルとして発売するようです。
NTTドコモのガラホは富士通製の「F-05G」、2015年夏モデルとして発売へ
今年2月、朝日新聞がドコモの加藤社長にインタビューを行い、その中でAndroidを搭載したガラケー(ガラホ)を発売する方針を明らかにしており、一体どのようなモデルとして発売されるのか気になっていましたが、ついに「ガラホ」とみられる端末が各認証機関を通過したことがわかりました。
NTTドコモの「ガラホ」として2015年夏に発売されるのは、富士通製の「F-05G」のようです。
「F-05G」は、既にFCCとGCFの認証を通過しており、公開された資料からOSにAndroid 4.4 KiKatをOSに採用。通信規格には、W-CDMAのバンド1 / 5 / 6、2.4GHzのWi-Fi、Bluetoothなどをサポートすることが明らかになっています。
SIMカードはnano SIMで、SDカードはmicroサイズ。技術基準適合認証番号は「016-200075」となるようです。
NTTドコモの「ガラホ」はauの「AQUOS K SHF31」とは全く異なるモデルに?
OSにAndroid 4.4 KitKatを搭載するのは、auのガラホと同じですが、明らかな違いはLTEに対応しないことです。
auのガラホ「AQUOS K SHF31」は、Androidを搭載し、LTEに対応することで、高速なデータ通信やテザリング、スマホと同等のウェブブラウザを利用することができましたが、料金はLTE向けのプラン――つまり、スマートフォンと同じプランを契約する必要がありました。
auは特別な割引やキャンペーンなどを用意したものの、フィーチャーフォンと同等の料金を実現するのは難しく、受け入れがたいユーザーも多くいたかと思います。
一方、NTTドコモの「ガラホ」はLTEに対応しないモデルとなるため、高速なデータ通信やテザリングなどはおそらく利用できないものの、料金はそのままで使うことができるはずです。
auのガラホ「AQUOS K SHF31」とは違った路線になるNTTドコモの「ガラホ」はユーザーに受け入れられるのか、注目したいと思います。
ちなみに、NTTドコモは、例年夏モデルの発表を5月中旬(2014年は5月14日、2013年は5月15日)に行っています。
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