ドコモが2023年5月中旬から本人確認書類の1つだった健康保険証(健康保険被保険者証)等の取り扱いを終了すると発表しました。
ドコモは新規契約時や各種注文時に本人確認書類の提示を求めており、健康保険証は他の補助書類と組み合わせることで本人確認を行なっていましたが、契約者本人が意図しない「不正な契約締結や不正利用等」が増加しているとして取り扱いの廃止を決めたとのこと。
今後は運転免許証やマイナンバーカードなどが必要に
今後も本人確認は運転免許証やマイナンバーカード、身体障がい者手帳、精神障がい者保健福祉手帳、療育手帳のいずれか1点で可能です。
ただし、上記がない場合は健康保険証等は利用できず、住民基本台帳カード(顔写真があるもの)、在留カード+外国発行パスポート(在留資格が永住者の場合は不要)、在留カード+外国人登録証明書のいずれか1点と補助書類が必要になります。
現時点で健康保険証の取り扱いを終了しているのはドコモのみ。ドコモだけに依存する問題ではないことから、KDDIやソフトバンク、楽天モバイルといった他の事業者も取り扱いを終了するかもしれません。
なお、今後利用できなくなる健康保険証(健康保険被保険者証)等に含まれる書類は以下のとおりです。
使用できなくなる保険証
- ひとり親家庭(母子家庭)等医療費受給者証
- 福祉医療費受給者証
- 遠隔地用健康保険被保険者証
- 介護保険資格者証
- 介護保険被保険者証
- 学生用被保険者証(国民健康保険)
- 共済組合員証
- 健康管理手帳
- 健康保険日雇特例保険者手帳
- 健康保険被保険者証
- 後期高齢者医療被保険者証
- 公害医療手帳
- 国民健康保険退職被保険者証
- 国民健康保険被保険者証
- (国民)健康保険高齢受給者証
- 子ども医療費受給者証
- 私立学校教職員共済加入者証
- 児童扶養手当証書
- 自衛官診療証
- 重度障害者医療証
- 障害者医療費受給者証
- 心身障害者医療費受給者証
- 身体障害者(居宅支援)居宅受給者証
- 精神障害者医療費受給者証
- 船員保険高齢受給者証
- 船員保険被保険者証
- 特別児童扶養手当証書
- 乳幼児医療費受給者証((乳) 医療証)
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