NTTが携帯電話事業を手がけるNTTドコモの全株式を取得して完全子会社化する方針を固めたとNHKや日本経済新聞などが報じた。
NTTはドコモの株式を約66%保有しており、残り34%を一般株主などからTOB(株式の公開買い付け)によって取得するという。買収総額は4兆円規模とのこと。成功すればドコモは上場廃止となる。
本日中にも正式発表か
NTTドコモは「これは当社が発表したものではございません。」とのコメントを発表したが「本日開催の取締役会に付議する予定」としており、本日中に会見を開き正式発表となる可能性がある。
NTTによるNTTドコモの完全子会社の狙いは、ドコモの収益を100%取り込めることにある。また、5GやIoTへの投資を効率化してコスト削減に繋げ、菅首相が掲げる携帯料金の値下げに応える狙いもあるようだ。
NTTの株式は国が約32%を保有しており、国が買い足すことによって値下げ実現に向けて動きが加速する可能性も指摘されている。
以下はドコモのコメント全文
一部報道機関において、当社の親会社である日本電信電話株式会社が当社株券等に係る公開買付けを実施し、当社が完全子会社となる旨の報道がありましたが、これは当社が発表したものではございません。本件につきましては、本日開催の取締役会に付議する予定であり、決定した場合には速やかに公表します。
- 引用元
- NTTドコモ
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