Googleが新しいデバイスを探す機能の提供をアメリカとカナダで開始しました。
これまでは紛失したAndroidスマホやタブレットが圏外などオフラインになると、今どこにあるのか確認したり、リモートでデータを削除することは不可能でしたが、これからは近くを通りがかったAndroidデバイスとBluetoothで通信して位置情報を代理にアップロードすることで、紛失したデバイスが圏外になっても位置情報を確認することができます。
さらに、Pixel 8シリーズでは、盗難されて電源をオフにされても、紛失して電池が切れた時でも今どこにあるのかを確認できますが、この特別な機能が将来的に他のAndroidデバイスにも拡大提供されることがわかりました。
対応はAndroidメーカーの方針次第
Googleによると特別なPixelハードウェアを搭載したPixel 8とPixel 8 Proでは、電源がオフになった後も数時間だけBluetoothチップに電源が供給されるように設計されています。
海外の複数メディアがGoogleに確認したところ、Googleは同様の仕様を採用するよう他のAndroidメーカーにも呼びかけていると回答したようです。
(メーカーが望めば)今後発売されるプレミアム価格帯のスマートフォンの一部機種についてもPixel 8シリーズと同じように電源が切れた状態でもどこで落としたのか、盗まれたスマホが今どこにあるのかを確認できそうです。
一方で発売済みの機種についてGoogleは回答していません。電源オフ時にBluetoothチップが動作するハードウェアさえ搭載していれば、ソフトウェアアップデートだけでPixel 8と同様に機能するのか、仮に機能する場合においてもそういった機種がどれだけ存在するのかはわからない状態です。
Google Pixelシリーズにおいても最新2機種しか対応していないことと、旧機種に今後提供されるといった発表がなかったことを考えると、20万円もする高額なPixel Foldも含めてハードウェアの制約を受けることになりそうです。
なお、5月発表が噂される次期スマートフォンPixel 8aはプレミアムではないものの、電源オフでも探せる機能に対応するのか気になるところです。
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