Android 6.0 Marshmallowで指紋認証に正式対応、昨年秋に発売された「Nexus 5X」と「Nexus 6P」では指紋認証システム―Nexus Imprintが搭載されました。
グーグルは、Nexusデバイスが指紋認証に対応したことで、画面ロック機能の利用率が90%超にアップしたことを明らかにしました。
グーグル、指紋認証搭載で画面ロックの利用率が50%から90%超になったと明かす
グーグルは、Google I/O 2016で開催したAndroidのセキュリティに関するセッションを開催。
ユーザーはスマートフォンを取り出したらすぐに利用したいため、画面ロックなどの「認証」をめんどくさがり、嫌う傾向があるとのこと。あまりにも頻繁に認証を要求されることから、約半分のAndroidユーザーがロック画面の利用していないと説明しました。
グーグルは、状況の改善に取り組むために、Nexus 5XとNexus 6Pに指紋認証を搭載。結果的に画面ロックの利用率が50%から90%超に向上したようです。
Android Developers – YouTube / Android Central
Android 5.0 Lollipopでは新機能「Smart Lock」を提供。Smart Lockによって、スマートフォンを身に着けている間は画面ロック機能を不要にできるため、必要な認証を50%以上も減らすことができるとしています。
指紋認証に独自対応の国内端末、Android 6.0で精度・スピードが劇的に向上
5月2日時点でAndroid 6.0 Marshmallowのシェアはわずか7.5%ですが、国内メーカーから発売されるスマートフォンはかなり前から独自に指紋認証に対応していました。
独自対応のため精度やスピードはイマイチでしたが、Android 6.0 Marshmallowによって指紋認証の精度・スピードが向上したとサムスンやソニーモバイルが明かしています。
国内キャリアは今夏モデルでAndroid 6.0 Marshmallowと指紋認証に搭載したスマートフォンを多数ラインナップしており、発売済みのスマートフォンにも順次アップデートを配信しています。
グーグルが説明するとおり画面ロックは非常に利用機会が多く面倒な作業ですが、指紋認証で劇的に快適になり、安全性も大幅に向上します。現在使っているスマートフォンが指紋認証に対応していない場合は買い替えを検討するのも良いでしょう。
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