今年Googleが折りたたみスマートフォンを発売すると報じられていましたが、個人的な予想は“まだ発売されない”でした。
というのも新型のPixelスマートフォンは、AndroidやGoogleアプリのソースコードに加えて、リークからもダダ漏れになりますが、Pixel FoldまたはPixel Notepadに関してはリークが圧倒的に少なく、発売の傾向が見られなかったことが理由です。
その最初の傾向がようやく出てきたようです。
Pixelスマートフォンに関して高い精度を持つリーカーのJon Prosserが折りたたみのPixelスマートフォンに関する最新情報をレポートしています。
Googleはこれまでに折りたたみスマートフォンとして“Passport”や“Pipit”といったコードネームを持つデバイスを開発していたことが明らかになっていますが、いずれも中止になり、現在は“Felix”として開発が行われています。
なお、今年5月には2種類のコードネームの存在が明らかにされており、もう1つのLynxは最近になって具体的な情報があがってきたPixel 7aです。
Jon Prosserが実機画像をもとに作成したPixel Foldのデザインは、ラウンドフォルムのメタルフレームを採用していることからGalaxy Z Foldによく似ています。
本当に実現できるのかは疑問ですが、ヒンジはかなり小さくボディも薄型のように見えます。ヒンジの耐久性はどうでしょうか。重さは「超重い」とのことですが、発売までに軽量化されることを祈ります。
おなじみのGロゴがプリントされたガラスの背面には、Pixelスマートフォンにも採用されているボディから垂直に突き出たカメラを配置。Pixel 7 Proと同じように横長の円と正円が見られることから、メインの広角だけでなく超広角や望遠レンズも備えたトリプルカメラになる様子。
カラーはGoogleが他のデバイスでも採用しているお気に入りのチョークとオブシディアンの2色が用意されるとのこと。
ボディを開くと動画や電子書籍を楽しめる巨大スクリーンが搭乗。Samsungはカメラをディスプレイで隠したUnder Display Camera(UDC)を採用していますが、Pixel Foldは上下に分厚いベゼルを採用し、ベゼルに9.5メガピクセルのフロントカメラを搭載します。
ボディを開かなくても操作できるカバーディスプレイも用意され、こちらはパンチホール式による9.5メガピクセルのフロントカメラになるようです。
側面にはサイドボタンと音量を調整できるボタンが備えられ、サイドボタンには指紋認証センサーが内蔵されるとのこと。
側面の指紋認証は筆者のような左手でスマホを操作する人にとっては精度が明らかに悪くなるため、搭載は避けて欲しいところ。ただ、外側と内側のディスプレイに指紋認証を内蔵するのはコスト的に厳しいのもわかります。おそらくPixel 7シリーズで実現した顔認証にも対応するでしょう。
タブレットサイズの巨大スクリーンをポケットに入れて持ち運べる折りたたみスマートフォンが魅力的なのは多くの人が理解してるはずですが、結局のところ購入しない理由はあまりにも高額な価格です。
今回のレポートでは1,799ドルと報告されており、Pixel 7で採用された為替設定の1ドル137.7円を適用すると247,000円になります。
発売日はPixel Tableと同時期の2023年5月とのことで、価格はその時の為替にもよるでしょう。おそらくGoogle I/O 2023で何らかの発表があるものと思われます。
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