アップルが、今月中にもリリースするとみられている「iOS 9.3」には、ブルーライトをカットできる新機能「Night Shift」が追加されます。
その影響でAppStoreではブルーライトカット機能を備えたアプリが厳禁となっており、昨年末には「f.lux」のベータ版がAppStore外で配布されましたが、アップルから公開を禁止するよう求められ、そのまま非公開に。直近では「FlexBright」が公開からたった2日で削除されています。
そんななか、「f.lux」のAndroid版がGoogle Playに登場しました。
時間帯に応じて、ブルーライトカットモードを起動できる「f.lux」
Google Playストアで公開された「f.lux」は、時間帯に応じて自動でディスプレイの色合いを変更することができるアプリ。色合いは6種類から選択することができ、青系統の反対色に設定すると、ブルーライトをカットすることができます。
スマートフォンやPCなどのディスプレイから発生するブルーライトは目の網膜まで到達し、眼球疲労を促進するほか、体内時計に影響を与え、夜間に浴びると眠りにくくなり、不眠や肥満への影響があるとされています。
現時点の「f.lux」はプレビュー版とされており、品質としてはベータ版クラスとのこと。対応機種は、Android 4.x / 5.x / 6.xで、いずれもroot化が必要になっています。
ちなみに、グーグルが先日公開した次期「Android N」のプレビュー版には、ブルーライトをカットできるティント調整機能や、背景を暗めの色合いに変更できるダークテーマを備えた「夜間モード」を隠し機能として搭載しています。
アップルは、競合アプリを追放(アプリの削除理由は非公開APIの使用と、ディスプレイの色合い変更を禁止しているというもの)していますが、グーグルはどういった動きにでるのか気になるところです。