独自の課金システムを導入してポリシー違反と判断されたことで、2020年8月にApp Storeから削除された大人気のバトルロイヤルゲーム「フォートナイト」
Android場合はGoogle Play以外からフォートナイトを入手することでプレイできますが、App Store以外からのダウンロードを制限しているiPhoneやiPadでは、アプリを新規ダウンロードすることはできません。
Appleの対応に不満を抱くEpic GamesはAppleを提訴し、今後複数年にわたって法廷闘争が続くことが予想されるため、フォートナイトがApp Storeに復帰するのはまだまだ先でしょう。
そんな中で、Microsoftのクラウドゲーミングサービス「Xbox Cloud Gaming」によって、iPhoneおよびiPadにてSafariを経由することで「フォートナイト」のプレイが可能になりました。
アプリのダウンロードやメンバーシップも不要
MicrosoftはEpic Gamesと提携し、26カ国で「Xbox Cloud Gaming」(ベータ版)を通じて、無料でフォートナイトを提供することを決めたと発表しています。Epic Gamesは自社のPC向けサービスと競合することを理由に、Xbox Cloudへの導入を拒否していたことがわかっているため、少し驚きの提携です。
フォートナイトをプレイするために必要なのは、MicrosoftのアカウントとiOS、iPadOS、Android、Windowsデバイスだけ。アプリのダウンロードやメンバーシップへの登録も不要。Safariなどのブラウザアプリを通じて、Xbox Cloud GamingにアクセスしてMicrosoftアカウントでログインするだけで、フォートナイトを無料でプレイできます。
iPhoneやiPadの画面をタッチして操作することはもちろん、Bluetoothなどで接続したコントローラーにも対応しているため、遅延さえ気にしなければ快適にプレイできるでしょう。
「Xbox Cloud Gaming」にて無料でプレイできるタイトルはフォートナイトが初めて。Microsoftは、今後も多くの人が愛する作品を無料でプレイできるよう対応するタイトルを拡大していくと案内しています。
なお、Nvidiaが提供するクラウドゲーミングサービスGeForce Nowのクローズドベータに参加することで「フォートナイト」をプレイすることはこれまでも可能でした。Microsoftとの提携によって、同サービスからフォートナイトが引き上げられることはなく今後もプレイ可能と発表されています。
実際に手元のiPhoneからXbox Cloud Gamingにアクセスしたところ日本でもプレイ可能でしたが、ブックマークをホーム画面に追加したり、MicrosoftアカウントとEpic Gamesのアカウントを紐付けるなど手間が必要で「Microsoftアカウントでログインするだけ」とは乖離している印象でした。クラウドゲーミングサービスなのでプレイ映像の画質もボヤけていて、入力遅延も頻繁に発生します。
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