Googleが先日開催した開発者向けのイベントGoogle I/Oで発表した会話型AI「Googleアシスタント」の日本語対応が本日より利用可能になった。同イベントでは今夏と発表されていたが早期に提供された形となる。
人と話しているようにサポートしてくれる「Googleアシスタント」
Googleアシスタントはスマートフォンに話しかけるだけで会話の流れを人工知能で汲み取ってまるで人と話しているようにスマートフォン内の写真を検索したり、映画の上映時間を調べたり、レストランを予約することができる会話型のAIアシスタントだ。海外向けに発売されているGoogleのPixelスマートフォンやスマートスピーカー「Google Home」、チャットアプリ「Google Allo」に搭載されている。
スマートフォンのホームボタンを長押しするか「OK,Google」とスマートフォンに話しかけるとGoogleアシスタントが起動する。「今日の予定は?」「目的地にはどれくらいかかる?」「車はどう?」といった形で会話しているようにサポートしてくれる。
この他にも「北海道で撮った夕日の写真を見せて」と話すと、Googleフォトから写真を見つけてくれたり、「お母さんに『来週末に行くね』とメールして」でカンタンにメッセージを送ることもできる。「今日は傘がいるかな?」と話しかけるだけで天気予報を確認することも可能だ。メインは音声での入力となるが、キーボードによる文字入力も可能なため電車の中でも気軽に利用できる。Googleアシスタントの豊富な音声コマンドはGoogleの公式サイトで確認可能だ。
Googleアシスタントを搭載した「Google Home」が今夏以降、日本発売
Googleアシスタントを利用するにはAndroid 6.0 Marshmallow以降のOSが必要。Google Play開発者サービスを通じて配信されるため、スマートフォンがGoogle Playストアをサポートしている必要がある。なお、海外向けにはiPhoneで利用できるGoogleアシスタントが提供されているが、現時点で日本では公開されていない。
なお、Googleは今夏または今年中にGoogleアシスタントを搭載したスマートスピーカー「Google Home」を発売する。海外での販売価格は約14,500円だ。おそらく、Googleアシスタントを搭載した「Pixel」スマートフォンの発売も近いだろう。Pixelは発売後に在庫不足となった人気モデルだ。
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