Googleが本日早朝に開催した開発者向け会議「Google I/O 2017」で昨年発表した会話型のAIアシスタント「Google Assistant」がiPhoneに対応することを発表した。そして、ようやく日本にも今夏やってくる。
Googleが掲げる「AIファースト」の波が今年の夏、日本に押し寄せる
Google Assistantは、GoogleのPixelスマートフォンやチャットアプリ「Google Allo」に搭載された会話型のAIアシスタントだ。スマートフォンに話しかけるだけで会話の流れを人工知能で汲み取ってスマートフォン内の写真を検索したり、映画の上映時間を調べたり、レストランを予約することができる。
これまでGoogle AssistantはAndroidとGoogle Alloで利用できたが、ついにiPhoneにも提供することが発表された。ただし、どういった機能が利用できるか、どういった形で提供されるかは明らかにされていない。iPhoneにはすでにSiriがあるが、SiriにはGoogle Assistantほどの会話はこなせない(それでもiPhoneにおけるSiriの存在は絶対的だろう)。今年6月に開催される「WWDC17」でAppleがどういったSiriの進化を見せるか期待したい。
そして、今年の夏、Google Assistantが日本で提供されると発表された。昨年12月にGoogle Alloに内蔵されたGoogle Assistantがお試しとして日本語に対応したが、今夏正式提供される。Google Assistantが日本にやってくるとなれば気になるのが「Pixel」スマートフォンの日本上陸だ。
Googleが昨年10月に発表したAIと世界最高評価を得たカメラを搭載する「Pixel」スマートフォンは売り切れが続出。いまだ日本では発売されていない。Nexus 4のように数ヶ月遅れで日本でも発売されるのか、それとも今年発売が明言されている2世代目「Pixel」で上陸するのか。いずれにしろ今年中にAI搭載スマートフォンが日本に上陸する可能性は限りなく高い。なお、音声対応のスマートスピーカー「Google Home」が夏に日本で発売されることが正式発表され、スマホをかざして店舗の口コミ評価をAR表示する近未来アプリ「Google Lens」も数ヶ月以内に登場する。
Googleが昨年掲げたAIファーストへの波が今年の夏、日本に押し寄せる。
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