Googleが2年を費やして大規模なリニューアルを行った「Google Earth(グーグルアース)」のiOSアプリをApp Storeで公開した。既にAndroid向けには今年4月に公開しているもので本日からようやくiPhoneやiPadでも利用できるようになった。
Google Earthが大幅刷新、多数の新機能を追加したiOSアプリが公開
「Google Earth」の最新版となるバージョン9.0.78のアップデート内容は以下のとおり。
- 「Voyager」でアドベンチャーを選択:世界中のインタラクティブなストーリーを見て回りましょう。
- 情報カードで新しい場所を発見:カードをめくって、世界各地のランドマークに関する知識を深めましょう。
- 3Dで世界を巡る:新しい3Dボタンを使ったり、2本指で地図を傾けたりできます。
- スナップショットを撮って絵はがきとして共有:さまざまな場所のスナップショットを撮って、友達と共有しましょう。
- Feeling Lucky?:サイコロで行き先を決めて、訪ねてみましょう。
世界中をガイドツアーできる「Voyager」
新機能「Voyager」は、世界屈指のストーリーテラーや科学者、非営利団体のものに制作されたインタラクティブなガイドツアーが楽しめる。
ガイドツアーは「旅行」「自然」「文化」などのカテゴリに分類され、Googleがおすすめするツアーも用意されている。例えば、特定の地域に生息するキレイな鳥、奇怪的な建造物を世界各地で建造してきた建築家フランク・ゲーリーの作品、グランドキャニオンの観光スポットを3Dマップ、写真、解説付きで楽しむことができる。4月の発表時点では50以上のツアーが用意されていて毎週新しいツアーが追加されている。
ランダムに世界の秘境を探検「I’m feeling lucky」
世界中の秘境をランダムに探検できる「I’m feeling lucky」も大幅刷新された。アプリで専用のアイコンをタップすると、20,000以上の目的地からランダムに選定されたスポットにアクセスできる。「情報カード」を表示すれば、その場所の歴史や事実を学ぶことができほか豊富な写真を確認できる。
64bit対応で「iOS 11」でも利用可能に
今秋配信予定の「iOS 11」では32bitアプリのサポートが終了するためアプリを起動できなくなる。従来バージョンの「Google Earth」は32bitアプリだったが、今回のバージョンで64bit化が行われたためiOS 11でも動作するようになった。iPhoneにインストールしているアプリのうち、iOS 11で動作しなくなるアプリの見つけ方はこちらの記事で解説している。
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