Googleが発売する2024年の最新スマートフォン「Google Pixel 9 Pro」と「Google Pixel 9 Pro XL」が5Gのミリ波に対応していないことが明らかになりました。
日本向けのGoogle Pixelが5Gミリ波に初めて対応したのは2021年発売のPixel 6 Proで、それ以降はPixel 7 Pro、Pixel Fold、Pixel 8 Proと対応していました。
総務省の5Gミリ波割引緩和間に合わず
Googleによって提供されたPixel 9シリーズのハードウェア仕様によると、日本版のPixel 9 / 9 Pro / 9 Pro XLは5G Sub6のみ対応しています。
一方で折りたたみスマートフォンのPixel 9 Pro Foldについては、5Gミリ波のn257 / n258 / n260 / n261に対応しています。
5Gミリ波に対応するには端末側に対応のアンテナやモデムが必要ですが、コスト増によって利益や売り上げに影響することから日本版でカットしたものと思われます。Googleは昨年発売したPixel 8 Proでも対応バンドを減らしていましたが、今年はすべてカットされたようです。
なお、総務省は国内の通信トラフィックが年間約1.3倍のベースで増加し、今後も爆発的な増加が見込まれることから、帯域幅の広い5Gミリ波の普及が必要としています。
その一方で、2023年に出荷されたスマートフォン全体のうち、ミリ波対応スマホの割合が5%程度に留まっており、5Gミリ波を普及させるために割引の上限を40,000円から55,000円に引き上げる改正案を示していましたが、先にGoogleが5Gミリ波対応を複数の機種でやめた形になります。
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