Googleが2024年の最新スマートフォン「Google Pixel 9」を8月22日に発売します。
まったく新しい形状のボディに最新のGoogle Tensor G4チップを搭載。さらに明るくなったActuaディスプレイと高画質になった超広角カメラ、写真の編集も日常の生活も強力にサポートする最新のGoogle AIに対応します。
価格の安いPixel 8aと購入するのか迷っている人、Pixel 9とどこが違うのか気になるも多いはず。
そこで、この記事ではPixel 9とPixel 8aにどういった違いがあるのか徹底的に比較し、どっちを購入すべきか、くわしく解説しているので参考にしてください。
Pixel 9とPixel 8aの違いを比較
Pixel 9 | Pixel 8a | |
---|---|---|
デザイン | ||
素材 |
|
|
サイズ |
|
|
重さ | 198 g | 188 g |
ディスプレイ |
|
|
カメラ |
|
|
フロントカメラ |
|
|
写真機能 |
|
|
動画機能 |
|
|
AI |
|
|
ベンチマーク | ー |
|
チップセット |
|
|
メモリ | 12GB | 8GB |
バッテリー |
|
|
ワイヤレス充電 |
|
|
SIM |
|
|
5G | Sub6 | Sub6 |
Wi-Fi |
|
|
Bluetooth | 5.3 デュアルアンテナ | 5.3 および デュアルアンテナ |
FeliCa | ◯ | ◯ |
防水・防じん | IP68 | IP67 |
USB | 3.2 Gen 2 | 3.2 Gen 2 |
セキュリティ |
|
|
センサー |
|
|
位置情報 |
|
|
アップデート保証 |
|
|
同梱品 |
|
|
デザインとカラー
Pixel 9とPixel 8は、どちらも背面にカメラバーのある特徴的なデザインです。
Pixel 8aのカメラバーは端から端まで横断しているのに対して、Pixel 9はカプセル型のカメラバーを中心に配置します。
Pixel 9は前面、背面、側面すべてが丸みのある形状からフラットに変化。ベゼルの幅も均一化されているため、スタイリッシュなデザインに改善されています。
素材は同じガラスとメタルフレームですが、Pixel 8aの背面ガラスはプラスチックに近い質感でPixel 9の方が高級感があります。
耐久性についてはPixel 9がPixel 8に比べて2倍も向上。防水防じん性能もPixel 8aのIP67に対して、Pixel 9はIP68の最高等級のため、スマホをよく落とす人はPixel 9をオススメします。
カラーはPixel 9がWintergreen、Peony、Porcelain、Obsidianの4色。Pixel 8aがAloe、Bay、Porcelain、Obsidianの4色です。
Pixel 9
Pixel 8a
ディスプレイ
どちらもActuaディスプレイを搭載しています。
Actuaディスプレイ最大の特徴はAndroidトップクラスの画面輝度(明るさ)です。Pixel 9はPixle 8aに比べて35%も明るいピーク時2700ニトに向上し、日差しの強い屋外でもさらに画面が見やすくなりました。
画面サイズはPixel 9が6.3インチ、Pixel 8aが6.1インチとわずかな違いがあります。
コントラスト比は1,000,000:1から2,000,000:1になったことで、視認性が向上し色もより鮮明に表示されるなど、数字上では画質が向上しています。
画面を保護する強化ガラスは、Pixel 8aが2013年発表のGorilla Glass 3を採用するのに対して、Pixel 9は2023年発表のGorilla Glass Victus 2を採用しています。
Victus 2の方がキズが付きにくく、落下に対する耐性も優れていて特にコンクリートやアスファルトのような粗くて硬い物質への落下に対して高い耐性があります。
カメラ
どちらを購入するか決定的な違いになるのがカメラです。
どちらも広角カメラと超広角カメラで構成されるデュアルカメラを搭載していますが、より優れたイメージセンサーを使用するPixel 9の方が画質は優れています。
Pixel 9の超広角カメラは画素数が4倍になった48メガピクセルのセンサーを搭載。景色をダイナミックに撮影するときも暗い室内で短い距離で撮影するときも、よりクリアな写真を撮影できます。
環境に応じて色合いを調整するスペクトルセンサーや、照明のちらつきを防ぐフリッカーセンサーを搭載するのもPixel 9だけ。
フロントカメラもついにオートフォーカスに対応。自撮りも友だちや家族とのグループショットも鮮明に撮影できます。
Google AIを活用したカメラ機能では、周囲の人に撮影をお願いしたり、三脚を使ったりすることなく、撮影者を交代しながら複数枚の写真を撮ってAIが合成することで1枚の集合写真にする「一緒に写る」、古い写真も含めてAIが最も重要な構図を自動調整する「オートフレーム」、“写真に写っている野原に花を追加する”と入力すると、AIが花を生成して写真に追加できる「イマジネーション」(英語入力のみ)にも対応。
動画では小さい被写体に近づいて撮影できるマクロフォーカス、流し撮りが可能なモーションモード、動画のデュアル露出、10ビットHDR動画、背景をぼかして動画を撮影できる人気のシネマティックぼかし、音声ズームに対応するのもPixel 9だけ。ズーム倍率は5倍に対して、7倍でより遠くから撮影できます。
明るい場所や時間帯だけ撮影するのであれば、Pixel 8aでも満足できると思いますが、室内など暗い場所や夕方以降の暗い時間帯でもきれいに撮影したいのであればPixel 9がオススメです。なお、例年どおりであれば、Google AIを活用したいくつかの新機能は数ヶ月後にPixel 8aにも提供される可能性があります。
性能と電池持ち
Pixel 9には、Google Pixel 史上最高の最新チップGoogle Tensor G4が搭載されています。
アプリを起動したり、ウェブを見るなど日常的な使用が改善されるほか、大容量の12GBメモリと合わせて最先端のAIモデルをスムーズに実行できます。
Tensor G4では、テキスト、画像、音声を理解できるマルチモダリティを備えたオンデバイスAIのGemini Nanoに初めて対応。
購入特典で半年間無料で利用できるGemini Advancedによって、自然にGeminiと会話ができるライブチャット機能にも対応(英語のみ)。面接の準備やプレゼンのアイデア出しの手伝いなど、高性能なAIを頼ることができます。
また、バッテリー容量の増加とともに電力効率の改善によって、画面をオンにした状態でアクティブに使用した場合の電池持ちはPixel 8に比べて約20%も改善されています。
バッテリーの充電はPixel 9の方が高出力かつハイスピードで充電されます。特にワイヤレス充電には大きな違いがあるので、あまりケーブルで充電しないようであれば、Pixel 9をオススメします。バッテリーシェアにも対応しているため、外出先でワイヤレスイヤホンを充電する時も便利です。
超音波式のディスプレイ指紋認証
画面ロックの解除や有料アプリの購入、アプリ内課金の際に必要な生体認証は指紋認証と顔認証に対応しています。
Pixel 9の指紋認証はセンサーが光学式から超音波式に変更されたことで、水やホコリ、油汚れに強く、どんな状況でも高速かつ正確に動作するようになりました。
容量と価格
Pixel 9のGoogleストア価格は128GBが128,900円、256GBが143,900円です。
Pixel 8aは128GBが72,600円なので差額は56,300円です。
端末返却を条件に安く購入できるドコモ、au、ソフトバンクの販売価格は以下のとおり。ソフトバンクのPixel 9は負担金36円と他社に比べてかなり安く設定されています。
Pixel 9の価格
docomo | ||
容量 | 128GB | 256GB |
---|---|---|
機種代金 | 148,060円 | 167,090円 |
負担金 | ▼23ヶ月目に返却59,620円毎月の支払額2,592円/月 | ▼23ヶ月目に返却89,210円毎月の支払額3,878円/月 |
au | ||
容量 | 128GB | 256GB |
機種代金 | 114,200円 | 164,800円 |
新規契約 | ||
負担金 | 端末返却で11,047円毎月の支払額480円/月 | 端末返却で66,000円毎月の支払額2,869円/月 |
機種変更 | ||
負担金 | 端末返却で-10,953円毎月の支払額-476円/月 | 端末返却で44,000円毎月の支払額1,913円/月 |
のりかえ | ||
負担金 | 端末返却で47円毎月の支払額2円/月 | 端末返却で55,000円毎月の支払額2,391円/月 |
SoftBank | ||
容量 | 128GB | 256GB |
機種代金 | 151,200円 | 165,600円 |
新規契約 | ||
負担金 | ▼13ヶ月目に返却32,706円▼25ヶ月目に返却50,424円毎月の支払額3円/月 | ▼13ヶ月目に返却79,110円▼25ヶ月目に返却86,160円毎月の支払額3,870円/月 |
機種変更 | ||
負担金 | ▼13ヶ月目に返却32,706円▼25ヶ月目に返却50,424円毎月の支払額3円/月 | ▼13ヶ月目に返却79,110円▼25ヶ月目に返却86,160円毎月の支払額3,870円/月 |
のりかえ | ||
負担金 | ▼13ヶ月目に返却32,706円▼25ヶ月目に返却50,424円毎月の支払額3円/月 | ▼13ヶ月目に返却57,126円▼25ヶ月目に返却71,504円毎月の支払額2,038円/月 |
容量 | 128GB | 256GB |
機種代金 | 128,900円 | 143,900円 |
Pixel 8aの価格
docomo | |
機種代金 | 84,480円 |
負担金 | ▼23ヶ月目に返却39,864円毎月の支払額1,733円/月 |
au | |
機種代金 | 80,000円 |
新規契約 | |
負担金 | 端末返却で11,047円毎月の支払額480円/月 |
機種変更 | |
負担金 | 端末返却で5,547円毎月の支払額241円/月 |
のりかえ | |
負担金 | 端末返却で47円毎月の支払額2円/月 |
SoftBank | |
機種代金 | 77,760円 |
負担金 | 端末返却で22,008円毎月の支払額917円/月 |
UQ mobile | |
機種代金 | 80,000円 |
新規契約 | |
負担金 | 端末返却で16,547円毎月の支払額719円/月 |
機種変更au/povoからのりかえ | |
負担金 | 端末返却で22,047円毎月の支払額958円/月 |
のりかえ | |
負担金 | 端末返却で5,547円毎月の支払額241円/月 |
Y!mobile | |
機種代金 | 77,760円 |
負担金 | 77,760円毎月の支払額2,160円/月(36回) |
機種代金 | 72,600円 |
Pixel 9とPixel 8aどっちがおすすめ?
Pixel 9はフラットなフレームとガラス、ベゼルの幅が均一化されたディスプレイなど、スタイリッシュに進化したボディに最新のGoogle Tensor G4チップと12GBのメモリを搭載しています。
鮮明な写真が撮影できる超広角カメラとオートフォーカス対応のフロントカメラ、最新のGoogle AIによって自然な集合写真を生成する「一緒に写る」、写真で最も重要な構図をAIが提案する「オートフレーム」に対応。
小さい被写体に近づいて撮影できるマクロフォーカスや流し撮りが楽しいモーションモード、人気の高いシネマティックぼかしに対応するのもPixel 9だけ。
スムーズに画面ロックの解除や決済認証ができる超音波式センサーの指紋認証。日差しの強い屋外でも見やすく、優れた落下耐性を備えた最新のActuaディスプレイなど性能も機能面も明らかにPixel 9が優れています。
ただし、価格差は56,300円とかなり大きいです。Pixel 8aを選べば、浮いた金額でPixel Watch 3を購入できるほどです。
上記にまとめた優れたポイントに5万円超を払える場合はPixel 9を選び、そうでない場合はPixel 8aを選びましょう。
なお、発売記念キャンペーンとして次回以降に使える32,100円分のストアクレジットがもらえるほか、下取り増額キャンペーンによってPixel 8 Proの下取りで最大88,000円の還元されるため、Pixel 9を実質39,800円で購入できます。
- いつでもカエドキプログラムの負担金は、24回払いで購入後、23ヶ月目までの特典利用の申し込みと機種返却が条件です。
- スマホトクするプログラムの負担金は、24回払いで購入後、13カ月目~25カ月目までの特典利用の申し込みと機種返却が条件です。
- 新トクするサポート(プレミアム)の負担金は、48回払いで購入後、13ヶ月目に特典利用を申し込みと機種返却が条件です。あんしん保証パックサービスおよび早トクオプション利用料の支払いも必要です。
- 新トクするサポート(スタンダード)の負担金は、48回払いで購入後、25ヶ月目に特典利用を申し込みと機種返却が条件です。
- UQ mobile:機種購入と同時にトクトクプラン/コミコミプランと増量オプションIIに加入した場合の価格です
コメントを残す