「Pixel 7」「Pixel 7 Pro」「Pixel 7a」は、過去最高のアップデートとなったAndroid 12またはAndroid 13を搭載し、Pixel初のディスプレイ指紋認証と独自チップGoogle Tensorを搭載するなど大幅なアップデートになりました。
設定項目もこれまでのAndroidおよびPixelとは変わっています。この記事では「Pixel 7」「Pixel 7 Pro」「Pixel 7a」を買ったら設定しておきたいこと、Android 13にアップデートしたら設定したおきたいことをまとめています。
目次
- ダークモードを自動オンにする
- 予備知識: Matarial Youとは?
- ジェスチャー操作を3ボタン操作に戻す
- 電源オフ・再起動を電源ボタン長押しに変更する
- 指紋認証を設定する
- 顔認証を設定する
- 常時表示ディスプレイをオンにして画面ロック解除を高速化
- 画面の解像度を変更して電池節約
- 就寝時に便利。画面の明るさをさらに下げる
- 画面の自動回転。顔検出をオンにして横になるの防ぐ
- 背面を2回タップするだけでスクショ。好きなアプリの起動も
- 誤って消した通知もあとで確認できる履歴機能
- ロック画面の時計の大きさを変更する
- アプリごとの言語を変更する
ダークモードを自動オンにする
購入直後のPixelスマートフォンでは、背景を暗くして電池持ちを節約する「ダークモード」がオンになっています。
ダークモードをオンにしていると昼間などは画面が見づらいので日の入り、日の出に合わせてオン/オフするのがオススメです。
予備知識: Material Youとは?
Android 12で導入された新デザイン言語の“Material You”(マテリアルユー)は、色・形・光・動きなど、すべての体験を見直した新しいデザイン言語で、一人ひとりに最適化したインターフェースを提供することが大きな特徴です。
メインとも言える機能は、設定した壁紙の色を抽出してカラーパレットを作成し、パレットに応じてボタンや文字、ウィジェット、ロック画面の時計、音量バーなどに色付けして見た目を統一する機能。
ここではMaterial Youに関連した設定およびカスタマイズ方法を紹介します。
Material You: 壁紙に合った色に変更・統一する
Android 12で新デザイン言語“Material You”が導入されたことで、設定した壁紙に合わせたカラーパレットを作成し、スマートフォン全体の色に統一感をもたせることが可能になりました。Android 13にアップデートするとさらに多彩なカラーパレットを利用できます。
以下の手順によってウィジェットやクイック通知パネル、音量バー、設定画面など様々な色が壁紙に合わせた色に統一できます。
Material You: アプリのテーマアイコンをオンにする
アプリのアイコンをカスタムするには、サードパーティのアプリをダウンロードするなどして、アイコンを1つずつカスタムする必要がありましたが、Matarial Youによってアイコンのデザイン・色の統一がタップ一発で可能になりました。
Material You: 文字入力アプリ「Gboard」の色を統一する
Google純正の文字入力アプリ「Gboard」を利用している場合は、キーボードの色を壁紙に合わせて統一できます。事前に設定が必要なので、以下の手順を参考に変更してください。
新しい4×5のグリッドを利用する
Pixelスマートフォン標準のホームアプリ「Pixel Launcher」に新しい4×5のグリッドが追加されました。グリッドとはホーム画面に並ぶアプリの数を変更できる機能です。
Android標準のグリッドは5×5ですが、4×5に変更すると1画面に表示されるアプリの数は少なくなるものの、アイコンサイズが若干大きくなります。
操作方法をジェスチャー操作⇔3ボタン操作に切り替える
Android 9で追加されたジェスチャー操作は、直感的で画面を少しだけ広く使えますが、操作に慣れないという方は以下の手順で戻る/ホーム/アプリの切り替えといった3ボタン操作に戻すこともできます。
電源オフ・再起動・緊急通報を電源ボタン長押しに変更する
Androidスマートフォンの電源ボタンを長押すると、緊急通報・ロックダウン・電源を切る・再起動といった操作を選択できる電源メニューが表示されましたが、Pixel 6以降のモデルでは、電源ボタンの長押しがGoogleアシスタントに変更されています。
電源ボタンと音量大ボタンを同時押しすることで、電源メニューを起動できますが、不便な場合は以下の手順で元の操作方法に戻すことができます。
指紋認証を設定する
Pixelスマートフォンには指紋認証が搭載されています。最大で登録できる指紋は4つ。ディスプレイ指紋認証の場合は親指と人差し指を左右2本ずつ登録しておきましょう。また、指紋がなかなか認識されない場合は登録をし直すことで精度が改善される場合があります。
顔認証を設定する
Pixel 4、Pixel 4 XL、Pixel 7、Pixel 7 Pro、Pixel 7aは顔認証に対応しています。
自宅などマスクをしていない場合は指紋認証よりも顔認証の方が便利なので必ず設定しておきましょう。
常時表示ディスプレイをオンにして画面ロック解除を高速化
Pixel 6以降のモデルはディスプレイ指紋認証に対応しています。
背面に指紋認証センサーを搭載していた旧モデルと違って、画面を一度タップするか、机に置いている端末を一度手に取るか、電源ボタンを押すなどして画面をオンにしてから。指紋認証で画面ロックを解除する必要があります。
背面の指紋認証センサーよりもちょっとした手間と時間がかかるわけですが、常時表示ディスプレイを利用して常に画面をオンにしておくことで高速化できます。なお、電池の消費量は増えるので注意が必要です。
画面の解像度を変更して電池節約
Pixel 7 Proには、QHD+の超高解像度ディスプレイが搭載されていますが、デフォルトではフルHD+になっています。
解像度を変更するには設定画面から画面の解像度を変更して電池を節約できます。なお、解像度を上げると電池持ちが悪化します。
就寝時に便利。画面の明るさをさらに下げる
就寝前に暗いなかでスマホを操作していると、明るさを最低に設定しても画面が眩しく感じる人も多いと思います。そんな時に便利なのが「さらに輝度を下げる」です。
以下の手順で明るさを最低よりもさらに下げることで、証明を消した部屋など暗い場所でも眩しく感じずスマホを操作できます。なお、当機能を利用して明るさをさらに下げても映画館などでは迷惑になる行為なので控えましょう。
画面の自動回転。顔検出をオンにして横になるの防ぐ
Android 12では、画面の自動回転が顔検出に対応しました。
これまでは縦向きのままで使いたいのに、ソファや布団で横になると画面が横向きに回転してストレスを感じることがよくありましたが、顔検出をオンにするとフロントカメラを使用して顔の向きを検出し、スマホの向きに合わせて画面が回転するため、あのストレスからさようならできます。
なお、フロントカメラで顔の向きを検出した画像がGoogle似お保存されたり送信されることはないので安心して利用できます。
背面を2回タップするだけでスクショ。好きなアプリの起動も
Android 12の新機能として「クイックタップ」が追加されました。これはスマートフォンの背面を素早く2回タップして、お気に入りのアプリを起動したり、フラッシュライトを点灯させたり(Android 13で追加)、スクリーンショットを保存したり、通知を表示するなど、さまざまな機能にショートカットしてアクセスできる機能です。
非常に便利な機能なので設定からオンにしておきましょう。なお、現時点で利用できるのはPixel 7|7 Pro|7a|6a|6|6 Pro|5a 5G|5のみです。
誤って消した通知もあとで確認できる履歴機能
ステータスバーに残っているのが嫌だからという理由で、通知の内容も確認せず一括で消してしまうことがよくあると思います。
消してしまったら後で見返すことはできない通知ですが、「通知履歴」をオンにすると消してしまった履歴も確認できます。
Android 11で追加された機能ですが、購入した直後はオンになっていないため、以下の手順を参考に設定からオンにしましょう。設定をオンにした時点から受け取った通知のみ履歴に残ります。
ロック画面の時計の大きさを変更する
Android 12では、通知がない時にロック画面に表示される時計が巨大サイズになり2行表示に変更されました。
これに対して「ロック画面の大時計が見にくくなっていて前の方が良かった」「ロック画面の時計が邪魔」「ロック画面の大時計がダサい」「ロック画面の時計とか前の方が良かったです」とネガティブな意見が多く元に戻したい人がたくさんいるようです。以下の手順で戻しましょう。
アプリごとの言語を変更する
Android 13では、システム全体の言語を日本語から変更することなく、アプリごとの言語を変更できるようになりました。例えば、設定画面やホーム画面などは日本語のまま、GoogleマップやYouTubeだけを英語に設定することが可能です。