Google Pixelスマートフォンのカメラは、ハードウェアとAIによって年々進化を遂げています。
特にスマホカメラの弱点とされていたズーム機能が大きな進化を遂げており、上位モデルのProシリーズでは、光学5倍ズームと高画素センサーによる光学相当の10倍ズームが可能です。
さらに、最新モデルではAIを活用した最大20倍の「超解像ズーム動画」や、撮影後に画質を保ったまま拡大できる「ズーム画質向上」も利用できます。
次の大きな進化は2年後のようで、2026年発売予定のPixel 11では、最大100倍ズームに対応する可能性があります。
最新チップとAIで動画や健康機能も進化?
Android AuthorityがGoogleのgChips部門から得た情報によると、最大100倍ズームを可能にする次世代望遠カメラの開発に取り組んでいる可能性があるとのこと。
Samsungは6年も前に発売した「Galaxy S20 Ultra」で、48MPのペリスコープカメラとデジタルズームを組み合わせることで、スマートフォン初の100倍ズームを実現しました。
まさに桁違いのズーム倍率は、地球から約38万キロも離れた月面の撮影まで可能にします。
スーパームーンや皆既月食など、年に1回か、2回見られるめずらしい月の現象がSNSで話題になる時期は特にGalaxy Ultraが活躍していますが、Google Pixelも同様に高倍率ズームで月を撮影できるかもしれません。
高倍率・高画質のズーム撮影を可能にするのは優れたAI補正です。Googleはこの分野で高い評価を得ているため、Galaxy Ultraさえも上回る可能性があります。
また、動画撮影では一眼レフカメラのように背景を自然にぼかせる「シネマティックぼかし」が4K/30fpsに対応するほか、照明を最適化する新機能「ビデオリライト」のサポート、同モードで撮影したときの消費電力も約40%も削減されるようです。
さらに、かなり暗い場所で撮影した動画も明るく撮れる「ビデオ夜景モード」は、チップの進化やカメラ性能の向上によって、処理がクラウドAIからオンデバイスAIに切り替わるようです。
機会学習の進化は、カメラに留まらず、呼吸や咳、いびき、くしゃみ、睡眠時無呼吸症候群、転倒検知など健康管理のために、機械学習ベースの常時オン機能に対応するともレポートされます。
コメントを残す