キャリアが提供する回線サービスよりも料金を抑えてスマートフォンを利用できる「格安SIMサービス」を展開するIIJが、光回線サービスの「IIJmioひかり」を発表しました。また、「IIJmioひかり」とIIJmioを契約することで、毎月の料金から600円を割り引く「mio割」を提供すると発表しています。
光回線サービスの「IIJmioひかり」と-600円/月の割引を受けられる「mio割」が発表
IIJは、NTT東西から光回線を借り入れて、3月2日(月)より通信速度が上り・下りともに最大1Gbpsの固定回線サービス「IIJmioひかり」を提供します。
料金は、2年間の最低利用期間が設けられ、戸建向けが月額4960円、集合住宅向けが月額3960円となります。契約期間の途中で解約する場合は、5000円の解除調停金を支払う必要がありますが、利用期間が2年を過ぎた場合は、どのタイミングでも無料での解約が可能となります。
また、月額900円から利用できるIIJmioの格安サービスとセットで契約することで、「IIJmioひかり」の料金が毎月600円割り引かれる「mio割」が提供されます。
▼料金をわかりやすく表にするとこんな感じ
IIJmioひかりの料金 | ||
---|---|---|
戸建て | 集合住宅 | |
割引適用前の料金 | 月額4960円 | 月額3960円 |
割引適用後の料金 | 月額4360円 | 月額3360円 |
IIJmioひかり+IIJmioの料金 | ||
ミニマムスタートプラン (2GB) | 月額5260円〜 | 月額4260円〜 |
ライトスタートプラン (4GB) | 月額5880円〜 | 月額4880円〜 |
ファミリーシェアプラン (7GB) | 月額6920円〜 | 月額5920円〜 |
※IIJmioは、データ専用プランかつ、SMSオプション(月額)を含まない料金
このほか、初期費用として新規の場合は800円、既に光フレッツを契約している場合は1800円がかかるほか、工事費用として1万5000円〜(新規のみ)がかかります。また、固定回線にて音声通話サービスを利用する場合は、月額500円+通話料の「IIJmioひかり電話」に加入する必要があります。
「mio割」の割引を受けるにあたって注意するべきこと
「mio割」による割引の適用期間は公式サイトに掲載されておらず、「IIJmioひかり」の利用期間中であれば、ずっと割引が受けられるようです。
注意点としては、「mio割」の割引が適用されるのはあくまでも「IIJmioひかり」の料金であり、IIJmioひかり1回線に対して最大600円/月の割引適用となるため、「IIJmio」で複数の回線を契約しても割引額が増額されないことがあげられます。
さらに、セット割を受ける条件として、固定回線サービスとIIJmioで利用するmioIDが同じである必要があります。
つまり、mioIDが取得できるサービスである必要があるため、IIJ系の格安SIMサービスとなるBIC SIMやノジマ電気で販売されているELSONIC SIMの場合は、割引を受けられますが、同じIIJ系として紹介されることの多いDMM mobileやBBエキサイトモバイル、hi-hoなどは、mioIDを取得することができないため、mio割を利用できないということになります(hi-hoは独自にセット割を発表する予定)
「オレの契約しているサービスIIJ系だ!」と飛びついて移行すると大変なことになりかねないのでご注意を。
ただ、「mio割」には割引の適用期間がないことを考慮すると、「IIJmioひかり」の利用を検討していて、長期間IIJ系の格安SIMサービスを利用するという場合は、IIJmioやBIC SIM、ELSONIC SIMに移行してしまうのも良いかもしれません。
▼注意事項をまとめるとこんな感じ
- mio割を受けるための条件は、IIJ系の格安SIMサービスかつmioIDが発行されるサービス(BIC SIMやELSONIC SIMは対象)
- mio割の割引対象は「IIJmioひかり」
- 割引料金は「IIJmioひかり」1回線につき上限600円/月
- 既に利用中のプロバイダは転用後も継続利用できるが、利用しない場合はプロバイダに解約の申し込みが必要
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