Image by Jane Manchun Wong
インスタグラムが2017年にアカウントの乗っ取り防止に有効な2段階認証を追加したが、近くリニューアルすることがわかった。
新しい2段階認証では、電話番号が変わったことによるログイントラブルを解消するものになる。
認証コードアプリでログインコードの受け取り可能に
2段階認証は名前のとおりユーザーネームまたはメールアドレス、パスワードの通常ログインに加えて、認証コードの入力が必要になるログイン方式。認証コードは、1度しか使えない使い捨てのため、パスワードのようにブルートフォースアタック(総当たり攻撃)を寄せ付けない。
認証コードの配信方法はサービスによって異なるが、一般的にはSMSで配信するものと「Google認証システム」(App Store / Google Play)などの認証コードアプリで配信する二通りが一般的。両方に対応するサービスも少なくないが、現在、インスタグラムではSMSによる配信方式しか利用できない。
SMSによる認証コードの配信で問題になるのが登録していた電話番号が変わって認証コードが受け取れなくなるケース。このケースが非常に多く、携帯総合研究所にも定期的に「電話番号が変わってログインできなくなりました」との問い合わせが届く。解消するにはインスタグラムに問い合わせてアカウントが自分の所有物であることを示すと、再ログインが可能になるが、これではユーザーも運営側も手間でしょうがないだろう。
インスタグラムはこの問題を解消するために2段階認証を近くリニューアルするようだ。Jane Manchun WongがいつものようにAndroidアプリを解析して発見された。さらに、TechcrunchがInstagramに確認し、同社はこれを認めたそうだ。
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リニューアルによって2段階認証の登録画面のデザインが変更され、SMSに加えて認証コードアプリで認証コードが受け取れるようになる。これで登録していた電話番号が変わった場合にログインできなくなるトラブルは解消されるはずだ。
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