Appleが本日開発者向けに最新のベータ版をリリースした「iOS 11.2」で高速ワイヤレス充電に対応することがわかった。
年内に配信されるソフトウェア・アップデートで追加するとアナウンスされていたが、12月上旬ごろにも配信される「iOS 11.2」でサポートするようだ。
高速なワイヤレス充電は「iOS 11.2」で提供へ
iPhone X/iPhone 8/iPhone 8 Plusで新たにサポートされたワイヤレス充電はiPhoneを充電パッドに置くだけで充電がスタートする新しい技術だ。
ただ、現在サポートしているのは5Wの低速充電のみ。iPhone Xをフル充電するには5時間30分もかかってしまう。これはケーブル充電に比べて2時間も長い。また、ワイヤレスで充電中は“ながら充電”もできないため役に立つ場面が限定される。最初は好奇心で使っていたが今ではほとんど使ってない。
期待したいのは充電時間を短縮できる7.5Wの高速ワイヤレス充電だが「iOS 11.2」で追加されることがわかった。
30分で20%のワイヤレス充電が可能に
MacRumorsが「iOS 11.2」をインストールしたiPhone Xで高速ワイヤレス充電に対応した充電器を利用したところ30分で20%(46%→66%)も増えた。一方、非対応のワイヤレス充電器では30分で16%(46%→60%)増えたとレポートしている。
充電量は常に変化するため参考程度の数値だが1.25倍も充電量がアップするようだ。ケーブル充電と同じスピードというわけにはいかないが速くなることは間違いない。
現在、「iOS 11.2」は開発者向けにベータ3版が公開されている。過去2年は「iOS X.2」のアップデートが12月上旬に提供されていることに加え、現在提供されている「iOS 11.1」が過去2年間と同じスケジュールで配信されていることから「iOS 11.2」も12月上旬の配信が予想される。
高速ワイヤレス充電に対応した充電器は、Appleと密に連携して開発された「Belkin Boost Up Wireless Charging Pad」と「mophie wireless charging base」がApple Storeで販売中。2つのモデルは高いデザイン性も特徴だが、Amazon.co.jpでは7.5W対応の安価なワイヤレス充電器も販売されている。
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