Appleが本日2月7日に「iOS 11.3 beta 2」を開発者向けに公開した。最新版となるベータ版にはバッテリーの劣化状況をわかりやすく確認できる「バッテリーの状態(ベータ)」機能が追加されている。
バッテリーの性能と性能低下をわかりやすく表示
設定画面のバッテリー項目に追加された「バッテリーの状態(ベータ)」機能では、“最大容量”の項目でiPhoneに内蔵されたバッテリーの性能を数値(劣化がなければ100%)で確認できる。これまでもサードパーティ製のアプリで確認できたが信頼性が低くく参考にするのが難しかった。
バッテリーの劣化に伴って発生するiPhoneの性能低下に関する情報をわかりやすく確認できる“ピークパフォーマンス性能”も追加された。
性能低下機能は「iOS 11.3」へのアップデート直後はオフにされているが、バッテリーが劣化を原因として強制終了が発生すると自動でオンになり、パフォーマンスが動的に低下するようになる。これまではバッテリーの劣化によって起きる性能低下がユーザーに知らされることがなかったが、「iOS 11.3」では“ピークパフォーマンス性能”で性能低下の有無や性能低下機能をオフにすることも可能になった。
また、バッテリーの劣化がさらに進み、性能が80%未満になると同画面でバッテリーの交換を促すメッセージも追加されるようだ。
今春、正式リリース予定の「iOS 11.3」で追加される「バッテリーの状態(ベータ)」は、充電回数や高温での放置などが影響して劣化したバッテリーにより、iPhoneの性能が低下する機能をユーザーに説明せずに追加したことを謝罪すると共にバッテリーの交換費用を期間限定で値下げした一連の問題を収束させるためのものだ。
同機能の出来次第で収束できるか否かが決まってくるが、皆さんは納得できる機能だろうか。
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