充電回数や高温での放置などが影響して劣化したバッテリーにより、iPhoneの性能が低下する問題でAppleはユーザーに謝罪すると共にバッテリーの交換費用を期間限定で値下げした。
これらに加えて現在ベータ版が提供中の「iOS 11.3」の新機能としてバッテリーが劣化し、iPhoneの性能に影響を与えているかがわかる診断機能と性能低下をオフにできる機能が提供されることも発表されているが、今月にも先行提供されるようだ。
バッテリー診断機能・性能低下オプションが今月登場
Appleは今春正式リリース予定である「iOS 11.3」のプレビューを行い、バッテリー診断機能と性能低下をオフできるオプションを追加することを明らかにしたが、先月リリースされたベータ版にはこれらの機能が追加されなかった。
Appleはバッテリーの劣化によってiPhoneの性能を低下させていた問題で司法省と証券取引委員会から調査を受けていると報じられたことについてAxiosが問い合わせを実施。Appleは複数の政府機関から質問を受けたと認めた上で、バッテリー診断機能やiPhoneの性能低下オプションを来月にも開発向けのリリースで追加するとした。
バッテリー劣化によるiPhoneの性能低下機能は強制シャットダウンを減らすためのものだが、ユーザーに隠していたころから大きな問題に発展した。Appleは否定しているが、古いiPhoneから新しいiPhoneへの買い替えを促すための機能という声も多い。「iOS 11.3」で追加される性能低下のオプション機能はそういった批判の声を払拭するものだ。
ただし、このオプション機能についてティム・クックCEOは推奨される機能ではないとしている。もし、修理にかける時間があって電池持ちに不満があるのであれば、Appleが期間限定で値下げしているバッテリー交換サービスを利用するのがオススメ。通常価格8,800円が3,200円に大幅値下げされている。
なお、バッテリー交換サービスの申し込み方法やバッテリーの予約方法については以下の記事で詳しく解説しています。
コメントを残す