これまでAppleは一部の例外を除いて、最新バージョンのiOSだけにしか最新のセキュリティアップデートを提供していなかったが、iOS 15の正式公開に合わせて旧バージョンのiOSにもセキュリティアップデートを提供することがわかった。
ただし、最新のセキュリティアップデートが提供されるのは1つ前のメジャーアップデートまでとなる。
次のメジャーアップデートまでは旧バージョンにセキュリティアップデートを提供
Appleが公開したiOS 15のプレビューページにてソフトウェアアップデートの変更を発表している。
iOS now offers a choice between two software update versions in the Settings app. You can update to the latest version of iOS 15 as soon as it’s released for the latest features and most complete set of security updates. Or continue on iOS 14 and still get important security updates until you’re ready to upgrade to the next major version.
変更内容はiOS 15では設定アプリで2つのソフトウェア・アップデートのバージョンを選択できるようになるというもの。
今回の変更によって、いつもどおり最新バージョンのiOS 15がリリースされたらすぐにiOS 14からアップデートして、最新の機能を追加し最も完全なセキュリティアップデートを適用するか、次のメジャーバージョンにアップデートできるようになるまでiOS 14を使い続けて重要なセキュリティアップデートを適用するかを選ぶことが可能になる。
これまでは安定した旧バージョンのiOSを使い続けたくてもセキュリティアップデートが提供されないことから、不具合を我慢しながら最新版にアップデートしていた人も多いと思うが、今年秋以降は最新バージョンのiOSの動作が安定するまで安定した旧バージョンを安全に使い続けられる。
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