Appleが今年秋に正式版を公開するiOS 15。現在は開発者向けにベータ版が公開されていて7月には誰でも利用できるパブリックベータ版の配信も予定されている大規模アップデートにてドラッグ&ドロップ操作によるコピペ機能に対応することがわかった。
iPad向けには2017年に追加された機能がようやくiPhoneでも利用できるようになる。
写真アプリで画像を選んでメールに貼り付け
iOS 15のプレビューページにてアプリ間でのドラッグ&ドロップ操作に対応することで、画像やテキスト、ファイルを一方のアプリからドラッグして別のアプリにコピーできると説明されている。
これまではアプリ内にあるボタンをタップして画像や動画を選択したり、写真アプリなら画像をコピーしてから、メモアプリならテキストをコピーしてから別のアプリにペーストしていたが、iOS 15ではドラッグ&ドロップ操作に対応する。
以下の動画では写真アプリで画像を選択してメールアプリにドラッグ&ドロップし。さらにSafariからメールアプリのテキストをドラッグ&ドロップ操作でコピーしている。
Using cross-app drag and drop on iPhone in iOS 15. Finally 🎉 #WWDC21 pic.twitter.com/1RbyPBGfcq
— Federico Viticci (@viticci) June 7, 2021
特に写真のドラッグ&ドロップが便利そう。
Twitterやインスタグラムなどのアプリに搭載されている写真機能は検索機能がなくすべての写真またはアルバムからしか選べないため、投稿したい画像を見つけるのに時間も手間もかかる。
ドラッグ&ドロップであれば写真アプリの優れた検索機能を使ったワード検索やiOSがモーメント・ピープル・撮影地・カテゴリでまとめてくれたグループの中から投稿したい写真を選択できる。1枚だけでなく複数の写真をコピーすることも可能だ。
iPhoneでドラッグ&ドロップ操作は難しそうだが、実際はそうでもない。左手で写真を長押しして右手で別の写真を選択後、アプリを切り替える操作を行ったあと左手を離すだけで良い。慣れればカンタンでホーム画面で複数のアプリを選ぶときの操作とあまり変わらない。
ちなみに、ドラッグ&ドロップ操作を利用するにはアプリ側の対応も必要になるため、現時点で写真アプリからTwitterなどサードパーティアプリへのドラッグ&ドロップの操作はできないようだ。
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