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新型iPad Pro(2021)、M1チップでベンチマーク50%向上。インテル版MacBook Pro上回る

Yusuke Sakakura

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2021/05/12 16:09
新型iPad Pro(2021)、M1チップでベンチマーク50%向上。インテル版MacBook Pro上回る

今月発売されるiPadシリーズ初のM1チップを搭載した新型iPad Pro(2021)は、AppleいわくA12Z Bionicを搭載した前世代のモデルに比べて処理性能が最大50%高速、グラフィックス性能も最大40%高速化されていて“どんなタブレットよりも高速”になっている。

今回判明した最新のiPad Proのベンチマークスコアによればそれ以上のパフォーマンスを持っているようだ。

M1 MacBook Air/Proに匹敵するCPU性能

GeekBenchで記録された12.9インチ iPad Pro(2021)平均のベンチマークスコアは、シングルコアが1,719ポイント、マルチコアが7,326ポイントを記録。同じM1チップを搭載したMacBook Airとほぼ変わらず、Intel Core i9を搭載MacBook Proを大きく上回る。

1つ前の世代の12.9インチ iPad Pro(2020)が記録したシングルコア1,121ポイント、マルチコアが4,656ポイントと比較してもM1チップを搭載した最新のiPad Proはシングルコア・マルチコアともに50%以上も性能が改善されていてAppleの説明通りの性能アップが実現しているようだ。

それ以上に大きな性能アップを遂げたのはゲームやAR、クリエティブなPro向けの利用で重要なグラフィックスの性能。Metalスコアで20,578ポイントを記録するなどiPad Pro(2020)に比べて73%も向上するなどこれまでのiPadを寄せ付けないスコアとなっている。

チップ シングルコア マルチコア グラフィック(METAL)
iPad Pro(2021) M1 1,719 7,326 20,578
iPad Pro(2020) A12Z 1,121 4,656 11,875
iPad Air(2020) A14 Bionic 1,585 4,214 12,488
MacBook Air(2020) M1 1,701 7,378
MacBook Pro(2020) M1 1,702 7,362
MacBook Pro(2020) Core i7 1,235 4,501
MacBook Pro(2019) Core i9 1,091 6,845

昨年発売されたiPad AirはA14 Bionicチップを搭載することでPro並みの性能を実現し、iPad Proの性能が見劣りしていたが、M1チップを搭載した最新モデルは群を抜いたパフォーマンスでMacBookシリーズにも匹敵するパワーを持っているようだ。

Appleが5月21日以降に出荷を開始するiPad Pro(2021)は、チップの高速化以外にも超高速通信の5Gや史上最速のThunderbolt / USB 4対応のUSB-C端子を搭載するなど大幅なスピードアップが図られている。

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