今年6月、ロック画面が史上最大のアップデートになると発表された時に、鼻で笑った人もいましたが、ロック画面のカスタマイズ機能はとても好評でiOS 16のアップデート率は順調な滑り出しを見せています。
一方で、不具合が目立つiPadOS 16はリリースすらできず、10月にiPadOS 16.1として配信される予定です。
不具合の中心にいるのは、注目の新機能「ステージマネージャー」です。ウィンドウのサイズを自由に変更して、他のアプリと重ねることもできる新しいマルチタスキング機能はiPadを頻繁にフリーズさせてまともに動作しません。
また、M1チップを搭載した3モデルでしか動作しないこともあって、多くのiPadユーザーから批判の声があがっていました。Appleはこの声に耳を傾け、2018年に発売したiPad Proにも提供する方針を発表しました。
旧iPad Proでは外部ディスプレイ非対応
複数のアプリを1つの画面に同時表示できる「ステージマネージャー」を快適に利用するには、iPadの画面があまりにも狭いことから、Appleは最大6Kの外部ディスプレイに出力する機能も用意しています。
iPadと両方の画面に複数のアプリを表示して、画面の間でファイルやアプリをドラッグ&ドロップすることも可能。ただし、追加対応が発表された旧モデルのiPadでは、外部ディスプレイに出力できません。
また、今日リリースされたベータ5では、すべてのiPadで外部ディスプレイへの出力機能が削除され、年末に配信されるソフトウェアアップデートで改めて追加されることも案内されています。
- M1 iPad Air (2022)
- M1 iPad Pro (2021)
- A12X iPad Pro (2018,2020)
- A12Z iPad Pro (2018,2020)
Appleの案内は以下のとおりです。
iPadと外部ディスプレイの両方で、アプリのウィンドウをリサイズしたり、重ね合わせられる新しいマルチタスク機能としてステージマネージャーを提供し、最大8つのライブアプリを同時起動できるようになります。
マルチディスプレイのサポートは、M1チップを搭載するiPadのフルパワーによって実現されるものです。
一方で、第3世代、第4世代のiPad Proのユーザーからもステージマネージャーを利用したいという強い要望があります。
これを受けて、最大4つのライブアプリを同時起動できるシングルスクリーンバージョンの提供を模索するべく、懸命に取り組んできました。
M1チップを搭載したiPadで利用できる外部ディスプレイ対応のステージマネージャーは今年後半のアップデートで提供される予定です。
- 引用元
- Engadget
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