最新のiPadOS 16で追加された「ステージマネージャー」は、PCのようにアプリ/ウィンドウのサイズを好きなように変えて、複数のアプリを重ねながら同時に表示できる新機能です。
たとえば、YouTubeで動画を見ながら、Twitterのタイムラインを見て、Safariで調べ物をするといったことも可能。アプリ間の行き来も自由です。
通常、YouTubeの動画をバックグラウンド再生するには、月額1,180円のYouTube Premiumに加入する必要がありますが、ステージマネージャーを利用すれば、無料のままバックグラウンド再生が可能です。
ステージマネージャーの対応機種
ステージマネージャーは、最大4つのアプリを同時に表示するため、大きなパワーを必要とします。そのため、すべてのiPadで利用できるわけではありません。
A12X、A12Z、M1、M2チップを搭載したiPadのみステージマネージャーに対応していて、2022年10月25日時点では、iPad Air(第5世代)、12.9インチiPad Pro(第3世代以降)、11インチiPad Pro(第1世代以降)で利用できます。
- M1 iPad Air
- M1 iPad Pro
- A12X iPad Pro
- A12Z iPad Pro
ステージマネージャーの使い方
ステージマネージャーを利用する場合は、コントロールセンターから専用のアイコンをタップする必要があります。
ウィンドウの大きさを変える
ステージマネージャーがオンになると、ウィンドウの右下または左下にハンドルが表示されるので、タップしたまま画面の中央に向かって動かすと、左側に最近起動したアプリが表示され、右側に現在起動中のアプリが表示されます。
複数のアプリを同時に起動する
画面の左側に小さく表示されたアプリを右側に動かしたり、画面下のDockに表示されたアプリを上に動かすことで複数のアプリを同時に表示することができます。
ホーム画面からアプリを追加する
ホーム画面からアプリを追加で起動したい場合は、ウィンドウの上部に表示されるハンドルをタップして「別のウィンドウを追加」を選択。次に画面下部を上にスワイプしてホーム画面に移動してアプリをタップするだけです。
アプリを切り替える
同時起動したアプリを切り替えるには、それぞれのウィンドウをタップするだけ。もちろんキーボードのトラックパッドを使うことも可能。Command+Tabによるキーボードショートカットも利用できます。
アプリを閉じる/終了する
ステージマネージャーでは、最大4つのアプリを同時に起動できます。
5つ目のアプリを起動すると、自動的にアプリが終了します。自分でアプリを選んで終了したい場合は終了したいアプリの画面上部に表示されるハンドルをタップして「閉じる」を選択します。
今後制限される可能性も?
ステージマネージャーを利用したバックグラウンド再生は今は可能なものの、ピクチャインピクチャのように制限されてしまう可能性もあります。
PCでは同じようにYouTube Premiumに加入しなくてもバックグラウンド再生が可能なため、Googleが制限をかけないことに期待したいですが、さてどうでしょうか。
コメントを残す