10月14日、2020年の新型iPhoneとして「iPhone 12」「iPhone 12 mini」「iPhone 12 Pro」「iPhone 12 Pro Max」の4機種が発表されました。
一度に4機種もの新型iPhoneが発売されるのは史上初・史上最多です。いつもより選択肢が多いだけに、どれを購入すべきか頭を悩ませている人も多いはず。
この記事では「iPhone 12」「iPhone 12 mini」「iPhone 12 Pro」「iPhone 12 Pro Max」の価格・デザイン・性能(スペック)などを比較してどういった違いがあるのか、どれを購入すれば良いのかを解説します。
目次
- iPhone 12シリーズの同じ共通点
- iPhone 12シリーズの違いを比較
- サイズと重さを比較
- デザイン・カラー
- ディスプレイ
- カメラ
- 電池持ち・バッテリー
- 5G
- パフォーマンス
- Face IDがついにマスク対応!!
- 販売価格・容量
- 予約開始日・発売日
- まとめ:どれを買う?iPhone 12シリーズの選び方
iPhone 12シリーズの同じ共通点
スペック | |
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ディスプレイ |
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防水・防じん | IP68等級 (最大水深6メートルで最大30分間) |
チップ | A14 Bionicチップ |
メインカメラ |
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ビデオ撮影 |
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フロントカメラ |
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5G | Sub6 |
生体認証 | 顔認証Face ID |
高速充電 | 30分で最大50%充電 |
Qiワイヤレス充電 | 対応 |
MagSafe | 対応 |
センサー |
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デュアルSIM | nanoSIM eSIM |
オーディオ | 空間オーディオ再生 ドルビーアトモスに対応 |
空間認識のための超広帯域チップ | ○ |
iPhone 12シリーズの違いを比較
スペック | iPhone 12 mini | iPhone 12 | iPhone 12 Pro | iPhone 12 Pro Max |
---|---|---|---|---|
デザイン | ||||
カラー | パープルブルーグリーン(PRODUCT) REDホワイトブラック | パシフィックブルーゴールドグラファイトシルバー | ||
価格と容量 |
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Apple Storeで販売終了 | Apple Storeで販売終了 |
大きさ | 131.5 x 64.2 x 7.4 mm | 131.5 x 71.5 x 7.4 mm | 131.5 x 71.5 x 7.4 mm | 160.8 x 78.1 x 7.4 mm |
重さ | 133g | 162g | 187g | 226g |
画面の大きさ | 5.4インチ | 6.1インチ | 6.1インチ | 6.7インチ |
ディスプレイ |
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メインカメラ |
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ビデオ撮影 |
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電池持ち |
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LiDARスキャナ | X | X | ○ | ○ |
サイズと重さを比較
iPhone 12シリーズをサイズ順で並べると、iPhone 12 mini<iPhone 12=iPhone 12 Pro<iPhone 12 Pro Maxになります。
シリーズ最小サイズの「iPhone 12 mini」は、5Gスマートフォンとしても世界で最も小さく、薄く、軽いモデルです。画面が小さいため動画を見るには向いていませんが、4.7インチの画面を搭載した第2世代の新しいiPhone SEやiPhone 8といったモデルと比較すると、ふた周りもサイズが小さいため、片手で快適に操作できます。
中間サイズの「iPhone 12」と「iPhone 12 Pro」は、NetflixやYouTubeで動画を見るには最適なサイズです。大きくもなく、小さくもないちょうど良いサイズ感で動画が楽しめます。ただし、iPhoneを持つ手と対角線にあるボタンには手が届かないなど快適な片手操作は難しいので動画を見る時間が長い人におすすめ。
両方ともiPhone 11に比べて11%の薄型化、15%の小型化(体積)、16%の軽量化されています。画面サイズの小さいiPhone 11 Pro(5.8インチ)と比べると縦幅は少し大きいものの横幅はほぼ同じです。
iPhone史上最も大きな6.7インチの画面を搭載した「iPhone 12 Pro Max」は、とにかく大画面で動画や電子書籍を楽しみたい人におすすめです。ただ、iPhone史上最もサイズが大きいため片手操作はかなり難しく、重さもiPhone 12 miniの1.7倍となる226gで非常に重いので、スマートフォンをカバンに入れて持ち運んだり、両手で操作する人が多い人に向いています。
ちなみに、筆者はiPhone 12 Pro Maxよりも小さいiPhone XS Maxを購入したことがありますが、片手操作できずポケットがパンパンになるなど、あまりの大きさに耐えきれずiPhone XSに交換した経験があります。本体サイズの小さいiPhone XやiPhone XS、iPhone 8からMaxに買い替えを考えている人は実際に店頭で触って自分に合うか確認することをおすすめします。
iPhone 12 mini | iPhone 12 | iPhone 12 Pro | iPhone 12 Pro Max | |
---|---|---|---|---|
縦幅 | 131.5 mm | 146.7 mm | 146.7 mm | 160.8 mm |
横幅 | 64.2 mm | 71.5 mm | 71.5 mm | 78.1 mm |
厚さ | 7.4 mm | 7.4 mm | 7.4 mm | 7.4 mm |
重さ | 133 g | 162 g | 187 g | 226 g |
片手操作 | ◎ | △ | △ | X |
iPhone SE2 | iPhone 11 | iPhone 11 Pro | iPhone 11 Pro Max | |
---|---|---|---|---|
縦幅 | 138.4 mm | 150.9 mm | 144.0 mm | 158.0 mm |
横幅 | 67.3 mm | 75.7 mm | 71.4 mm | 77.8 mm |
厚さ | 7.3 mm | 8.3 mm | 8.1 mm | 8.1 mm |
重さ | 148 g | 194 g | 188 g | 226 g |
片手操作 | ◯ | △ | △ | X |
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デザイン・カラーを比較
iPhone 6シリーズからiPhone 11シリーズまで側面が丸みを帯びたラウンドデザインを採用していましたが、iPhone 12シリーズでは全機種がフラットな形状の新デザインを採用しています。非常に高く評価されたiPhone 5を彷彿とさせるデザインです。
「iPhone 12」と「iPhone 12 mini」は、ブラック/ホワイト/ブルー/グリーン/パープルの6色をラインナップ。側面には航空宇宙産業で使われるレベルのアルミニウムが採用されていてサラサラな質感で指紋の目立ちにくい仕上げで高級感があります。背面は光沢のあるガラスで覆われているため、指紋が若干目立ちますがケースを付けていれば気になりません。
「iPhone 12 Pro」と「iPhone 12 Pro Max」は、ゴールド/シルバー/グラファイト/新色パシフィックブルーの4色から選べます。
特徴はProにふさわしい高級感を実現する光沢の強い側面のフレーム。光沢は研磨加工ではなくPVD処理によるメッキ加工によるものです。購入から5ヶ月がたちましたがキズはなく、iPhone 11 Pro以前よりもキズに強い気がします。
なお、ゴールドについては他の色よりも指紋が付きにくい高密度マイクロ波コーティング処理が施されています。ゴールドはギラギラのカラーリングで好みが分かれるところですが、指紋をサッと拭き取れる処理は魅力的です。
iPhone 12 mini | iPhone 12 | iPhone 12 Pro | iPhone 12 Pro Max | |
---|---|---|---|---|
ボディ | 前面:セラミックシールド フレーム:アルミニウム 背面:ガラス | 前面:セラミックシールド フレーム:ステンレススチール 背面:テクスチャードマットガラス(すりガラス) | ||
デザイン | フラットエッジ | |||
カラー | ブラック ホワイト ブルー グリーン パープル (RPODUCT)RED | ゴールド シルバー グラファイト パシフィックブルー |
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ディスプレイ・画質を比較
iPhone 12シリーズのすべての機種に高画質の有機ELのSuper Retina XDRディスプレイが搭載されています。
Appleが“完全無欠”と説明するiPhone 12シリーズの有機ELディスプレイと、iPhone 11やiPhone XRに搭載されている液晶ディスプレイを比べると映像の表現力に大きな違いがあります。
以下の写真はiPhone XSの有機ELディスプレイとiPhone XRの液晶ディスプレイで同じ画像を表示したもの。見てのとおり色のメリハリ、精細さなどで有機ELが上回っています。
Appleが“完全無欠のディスプレイ”と説明するiPhone 12シリーズのディスプレイは、iPhone XSシリーズのディスプレイに比べてコントラスト比が2倍に向上したことで、さらに濃淡のくっきりした美しい映像が楽しめます。さらに、画面の明るさが約30%アップしたことで、日差しの強い屋外でも画面が見やすく、電力効率が15%改善されたことで電池持ちも向上しています。
液晶ディスプレイのiPhoneから買い換える場合は画質の向上に驚くはずです。
画面サイズは新たに5.4インチと6.7インチが追加された一方で5.8インチが廃止されて、6.1インチに大画面化されています。画面サイズは大きくなったものの画面周りの黒いフチ=ベゼルが小さくなったことで本体サイズは大きく変わっていません。
iPhone 12シリーズのディスプレイは画面サイズを除いて概ね同じ仕様ですが、画面の明るさに関してはProモデルが優れています。屋外で画面が見づらいのは嫌だなという人はiPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Maxを選択することをおすすめします。
画面をキズから守るカバーガラスには、Gorilla Glassで知られるコーニング社と協力して開発した4倍の耐落下性能を実現するセラミックシールド加工が施されています。セラミックシールドの効果は非常に高く、海外YouTuberの検証では画面を下にした状態で頭の上から落としても割れず、ひっかきキズのテストでもiPhone 11シリーズよりもキズが付きにくいことがわかっています。
iPhone 12 mini | iPhone 12 | iPhone 12 Pro | iPhone 12 Pro Max | |
---|---|---|---|---|
画面サイズ | 5.4インチ | 6.1インチ | 6.1インチ | 6.7インチ |
方式 | Super Retina XDRディスプレイ (有機EL) | |||
解像度 | 2,340 x 1,080ピクセル 476ppi | 2,532 x 1,170ピクセル 460ppi | 2,532 x 1,170ピクセル 460ppi | 2,778 x 1,284ピクセル 458ppi |
コントラスト比 | 2,000,000:1 | |||
最大の明るさ | 通常:625ニト HDR:1,200ニト | 通常:800ニト HDR:1,200ニト | ||
HDR | ○ | |||
耐傷性 | セラミックシールド |
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カメラを比較
iPhone 12シリーズの最大の違いの1つはカメラです。
通常モデルの「iPhone 12 mini」と「iPhone 12」は広角+超広角レンズの2つ。Proモデルの「iPhone 12 Pro」と「iPhone 12 Pro Max」は広角+超広角+望遠レンズの3つが付いています。
- 広角レンズ
- 被写体や撮影シーンなど選ばずオールマイティに使えるレンズ
- 超広角レンズ
- 1枚により多くの被写体を収めて広範囲を写せるレンズ。景色をダイナミックに撮影できるため旅行で活躍する
- 望遠レンズ
- 木の枝に咲いている花など遠くの被写体を撮影できるレンズ。ポートレート撮影でも役立つ
遠くのものをキレイに撮れる「望遠レンズ」
「iPhone 12 Pro」と「iPhone 12 Pro Max」には望遠レンズが付いています。望遠レンズのメリットはスマホカメラの弱点であるズーム撮影でもキレイに撮れること。
望遠レンズのない「iPhone 12 mini」と「iPhone 12」で遠くのものを撮影する場合は、写真を引き伸ばすデジタルズームになるため画質が非常に悪くなります。
加えて一眼レフカメラのように背景をぼかして写真を撮影できるポートレートモードでは、望遠レンズに切り替えることで遠くの被写体に近づいて撮影できるため、人物はもちろん料理もカンタンに撮影できます。
また、iPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Maxの望遠レンズには性能の違いがあります。違いはズーム倍率と絞り値。
ズーム倍率は2倍と2.5倍で、iPhone 12 Pro Maxの方が被写体に近づいて撮影できます。絞り値の差はわずかですが、iPhone 12 Proの方が暗い場所でも明るく撮影できます。
iPhone 12 mini | iPhone 12 | iPhone 12 Pro | iPhone 12 Pro Max | |
---|---|---|---|---|
望遠レンズ | X | X | 12MP 絞り値 ƒ/2.0 6枚構成のレンズ 光学式手ぶれ補正 | 12MP 絞り値 ƒ/2.2 6枚構成のレンズ 光学式手ぶれ補正 |
ズーム倍率 |
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Pro Maxは最強の「広角レンズ」を搭載
最も利用機会の多い広角レンズに違いはありませんが、最上位モデルのiPhone 12 Pro Maxには、47%も大型化されて光を多く取り込める1.7μmの大型カメラセンサーが搭載されていて87%も明るく撮影できます。
また、手ブレ補正はiPhone 12 mini、iPhone 12、iPhone 12 Proは光学手ブレ補正に対応していますが、iPhone 12 Pro Maxは、高性能な一眼レフカメラで採用されているセンサーシフト式の光学手ブレ補正を採用。センサー自体が動くことで手ブレや車、自転車の振動を相殺してブレのない写真を記録できます。
ちなみに、Apple公式サイトでは、iPhone 12 Proが“デュアル光学手ブレ補正”と表記されていて、iPhone 12とiPhone 12 miniは“光学手ブレ補正”と書かれていることからiPhone 12 Proの方が手ブレ補正が優れていると書いているサイトもありますが、デュアル光学手ブレ補正は広角レンズと望遠レンズのそれぞれが光学手ブレ補正に対応しているという意味で、広角レンズの手ブレ補正に性能の違いはないため間違いです。
iPhone 12 mini | iPhone 12 | iPhone 12 Pro | iPhone 12 Pro Max | |
---|---|---|---|---|
広角レンズ | 絞り値 ƒ/1.6 7枚構成のレンズ 27%明るいレンズ ナイトモード 光学手ブレ補正 | 絞り値 ƒ/1.6 7枚構成のレンズ 27%明るいレンズ ナイトモード 光学手ブレ補正 | 絞り値 ƒ/1.6 7枚構成のレンズ 87%明るいレンズ ナイトモード センサーシフト式の光学手ブレ補正 ピクセルセンサー1.7μm |
オートフォーカスを高速化する「LiDARスキャナ」
iPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Maxの2機種には、カメラとAR体験を向上させるLiDARスキャナが搭載されています。
LiDARスキャナは最大5メートル先の対象物との距離を、ナノ秒の超速で測定できるセンサーで高速かつ正確に空間を認識することでリアルなARが楽しめます。
カメラにおいてはLiDARスキャナによって店内など暗い場所でも高速かつ正確なオートフォーカスが可能に。最大で6倍も高速されたオートフォーカスは写真だけでなく動画でも有効。玉ボケなどを生み出すナイトモードでのポートレート撮影にも対応しています。
待望のiPhone x RAW撮影「Apple ProRAW」
iPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Maxは、iPhoneでRAW撮影ができる「Apple ProRAW」に対応します。
Apple ProRAWは、写真の撮影後にハイライトやチャンネルミキサー、トーンマッピング、ホワイトバランス、シャープネスなどを自由に調整できるRAWの良さをそのままに、通常のRAW撮影では無効化されてしまうDeep FusionやスマートHDRも扱えるAppleが開発した新しい画像フォーマットです。
カメラの違いまとめ
結論としてカメラにこだわりがあるのであればProモデルがおすすめ。さらに、暗い屋内や夜景の撮影、ズーム撮影、動画を撮影する機会が多いのであれば、iPhone 12 Pro Maxを選びましょう。
iPhone 12 mini | iPhone 12 | iPhone 12 Pro | iPhone 12 Pro Max | |
---|---|---|---|---|
メインカメラ | デュアル12MPカメラ 光学式手ぶれ補正 | Pro 12MPカメラ デュアル光学式手ぶれ補正(望遠以外) | Pro 12MPカメラ センサーシフト光学式手ぶれ補正 | |
広角レンズ | 絞り値 ƒ/1.6 7枚構成のレンズ 27%明るいレンズ ナイトモード | 絞り値 ƒ/1.6 7枚構成のレンズ 27%明るいレンズ ナイトモード | 絞り値 ƒ/1.6 7枚構成のレンズ 87%明るいレンズ ナイトモード ピクセルセンサー1.7μm | |
超広角レンズ | 絞り値 ƒ/2.4 5枚構成のレンズ 視野角120° ナイトモード | |||
望遠レンズ | X | 絞り値 ƒ/2.0 6枚構成のレンズ | 絞り値 ƒ/2.2 6枚構成のレンズ | |
ズーム | 最大5倍のデジタルズーム 2倍の光学ズームアウト | 最大10倍のデジタルズーム 2倍の光学ズーム 2倍の光学ズームアウト 4倍の光学ズームレンジ | 最大12倍のデジタルズーム 2倍の光学ズーム 2倍の光学ズームアウト 5倍の光学ズームレンジ | |
Apple ProRAW | X | ○ | ||
スマートHDR 3 | ○ | |||
Deep Fusion | ○ | |||
ナイトモードポートレート | X | ○ | ||
ビデオ撮影 | 4K:最大60fps 1080p HD:最大60fps Dolby VisionxHDR:最大30fps ー 2倍の光学ズームアウト 最大3倍のデジタルズーム ナイトモードのタイムラプス | 4K:最大60fps 1080p HD:最大60fps Dolby VisionxHDR:最大60fps 2倍の光学ズームイン 2倍の光学ズームアウト 最大6倍のデジタルズーム | K:最大60fps 1080p HD:最大60fps Dolby VisionxHDR:最大60fps 2.5倍の光学ズームイン 2倍の光学ズームアウト 最大7倍のデジタルズーム | |
フロントカメラ | TrueDepthカメラ 12MP 絞り値 ƒ/2.2 |
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電池持ちとバッテリー
スマホの不満点や購入するときに重要視する項目で上位に挙げられる電池持ちとバッテリー。
iPhone 12シリーズをバッテリーの容量が大きい順に並べるとiPhone 12 Pro Max>iPhone 12 Pro=iPhone 12>iPhone 12 miniになります。
数カ月間使って見た感想としては旅行などで写真を何百枚も撮る場合や何時間も動画を見る場合は、iPhone 12 miniでもiPhone 12 Proでもモバイルバッテリーが必要です。SNSやネットが利用の中心となる日常生活では朝出かけて夕方に帰ってくるまでは電池が持ちます。
iPhone 12 miniを除く3機種の電池持ちはiPhone 11シリーズと同等ですが、5G接続時は消費電力が跳ね上がります。ただ、Appleは5Gの高速・大容量通信が必要のない場合は5Gエリア圏内でも4Gで接続する「スマートデータモード」に対応。日本では5G自体の対応エリアが非常に狭く、そもそも5Gに繋がりにくい状況なので気にする必要はありません。
電池持ちは大きく向上していないもののワイヤレス充電は大きく進化しました。iPhone 12シリーズはすべての機種が新しいワイヤレス充電「MagSafe」に対応しています。
これまでのワイヤレス充電は位置がズレていると充電効率が著しく低下して時間がかかったり、まったく充電できないことがありました。新しい「MagSafe」は専用のワイヤレス充電器とiPhone本体にマグネットを内蔵することで磁力によって位置ズレを防止します。
さらに、充電出力がこれまでの2倍となる最大15W(iPhone 12 miniは最大12W)になることでワイヤレスでも短い時間で充電可能です。
MagSafeの充電器は別売り。Appleからは4,500円で販売されています。なお、ケースを付ける場合はMagSafe対応のケースが必要になるため注意しましょう。
iPhone 12 mini | iPhone 12 | iPhone 12 Pro | iPhone 12 Pro Max | |
---|---|---|---|---|
バッテリー容量 | 2,227mAh | 2,815mAh | 2,815mAh | 3,687mAh |
ビデオ再生 | 最大15時間 | 最大17時間 | 最大17時間 | 最大20時間 |
ストリーミング | 最大10時間 | 最大11時間 | 最大11時間 | 最大12時間 |
オーディオ再生 | 最大50時間 | 最大65時間 | 最大65時間 | 最大80時間 |
高速充電 | 30分で最大50%の充電が可能 | |||
同梱物 | USB-C – Lightningケーブル イヤホン、電源アダプタなし | |||
Qiワイヤレス充電 | 7.5W | |||
MagSafe充電 | 12W | 15W |
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5G
iPhone 12シリーズはすべて5Gに対応しています。
5Gには最も高速なミリ波と比較的繋がりやすいSub6の2種類がありますが、日本版のiPhone 12シリーズはSub6のみ対応。
5Gの通信速度は、ドコモとauが受信時最大3.4Gbps、送信時最大182〜183Mbpsで、ソフトバンクが受信時最大2.0Gbps、送信時最大103Mbpsです。
実際にドコモの5Gに接続したところ受信時700Mbpsを記録。4Gの10倍以上のスピードで、Apple Musicで2時間分/約270MB分の音楽プレイリストをダウンロードしたところ保存ボタンをタップしてから約10秒でダウンロードが完了しました。
なお、日本では今年5Gがスタートしたばかり。5G全体としての対応エリアが狭く、4Gのようにどこでも繋がる状態になるのは当分先になります。
パフォーマンス
パフォーマンスに大きく関わるチップセットは4機種すべて「A14 Bionic」を搭載しています。5nmプロセスで設計されたチップセットを搭載する世界初のスマートフォンです。
A13 Bionicに比べて処理性能(CPU)と描画性能(GPU)は最大50%向上、機械学習の処理能力は80%向上。ゲームアプリにおいては家庭用ゲーム機レベルのゲーム体験が可能です。
さらに、U1チップもすべての機種に搭載されます。U1チップはiPhoneが車の鍵の代わりになるCarKeyやHomePodに近づけるとiPhoneで再生中の曲を転送できるハンドオフ、共有サービスAirDropなどに使用されています。
Appleが公表していないメモリ/RAMの容量は「iPhone 12」と「iPhone 12 mini」が4GB、「iPhone 12 Pro」と「iPhone 12 Pro Max」が6GBであることがXcodeのplistファイルから判明しています。メモリの容量が多いほど多くのアプリを起動した時のパフォーマンスが良くなります。
防水性能は4機種ともIP68等級の防水・防塵に対応。iPhone 11シリーズを上回る最高クラスの最大水深6メートルで最大30分間耐えられます。
iPhone 12 mini | iPhone 12 | iPhone 12 Pro | iPhone 12 Pro Max | |
---|---|---|---|---|
チップセット | A14 Bionic | |||
U1チップ | ○ | |||
メモリ(RAM) | 4GB | 6GB | ||
防水 | IP68 水深6メートルで最大30分間 |
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Face IDがついにマスク対応!!
2022年3月に配信されたiOS 15.4にて、新機能「マスク着用時にFace IDを使用」が追加され、ついに顔認証Face IDがマスクに対応しました。
これからはマスクを着けて顔の大部分を覆ったままでもFace IDでiPhoneの画面ロックを解除やアプリのロックを解除、Apple Payを使ったタッチ決済が利用できます。
マスクだけではなくメガネとの同時着用にも対応。普段メガネをかけている人や花粉症対策でメガネをかけている人にとっても非常に嬉しい機能です。
すべての顔認証Face ID搭載機種で新機能「マスク着用時にFace IDを使用」を利用できるわけではありませんが、iPhone 12シリーズとiPhone 13シリーズは対応機種に含まれています。iPhone X|XS|11シリーズでは動作しないので、これを機に買い替えを検討するのも良いでしょう。
ちなみに、2021年春にリリースされたiOS 14.5では、パスコードの入力によってロックを解除したApple Watchを身に着けていれば、マスクをしたままでもiPhoneの画面ロックを解除できる機能が追加されましたが、マスク対応の顔認証Face IDと違ってアプリロックの解除やApple Payの利用には対応していません。
販売価格・容量
ストレージは「iPhone 12」と「iPhone 12 mini」が64GB/128GB/256GBの3種類、「iPhone 12 Pro」と「iPhone 12 Pro Max」は、128GB/256GB/512GBの3種類です。
販売価格は以下のとおりです。2021年4月30日から楽天モバイルが4キャリア最安値でiPhoneの取り扱いを始めています。
iPhone 12
docomo | |||
容量 | 64GB | 128GB | 256GB |
---|---|---|---|
機種代金 | 販売なし | 販売なし | 販売なし |
負担金 | 販売なし | 販売なし | 販売なし |
au | |||
容量 | 64GB | 128GB | 256GB |
機種代金 | 販売なし | 販売なし | 販売なし |
負担金 | 販売なし | 販売なし | 販売なし |
SoftBank | |||
容量 | 64GB | 128GB | 256GB |
機種代金 | 99,360円 | 販売なし | 販売なし |
負担金 | 端末返却で99,360円毎月の支払額4,140円/月 | 販売なし | 販売なし |
Rakuten | |||
容量 | 64GB | 128GB | 256GB |
機種代金 | 107,800円 | 115,800円 | 131,800円 |
負担金 | 毎月の支払額4,491円/月 | 毎月の支払額4,825円/月 | 毎月の支払額5,491円/月 |
UQ mobile | |||
容量 | 64GB | 128GB | 256GB |
機種代金 | 89,855円 | 96,420円 | |
負担金 | 89,855円毎月の支払額3,906円/月 | 96,420円毎月の支払額4,192円/月 | |
Y!mobile | |||
容量 | 64GB | 128GB | 256GB |
機種代金 | 93,600円 | 101,520円 | 117,360円 |
負担金 | 93,600円毎月の支払額2,600円/月(36回) | 101,520円毎月の支払額2,820円/月(36回) | 117,360円毎月の支払額3,260円/月(36回) |
Apple | |||
容量 | 64GB | 128GB | 256GB |
機種代金 | 販売なし | 販売なし | 販売なし |
負担金 | 販売なし | 販売なし | 販売なし |
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iPhone 12 Pro
docomo | |||
容量 | 128GB | 256GB | 512GB |
---|---|---|---|
機種代金 | 販売なし | 販売なし | 販売なし |
負担金 | 販売なし | 販売なし | 販売なし |
au | |||
容量 | 128GB | 256GB | 512GB |
機種代金 | 販売なし | 販売なし | 販売なし |
負担金 | 販売なし | 販売なし | 販売なし |
SoftBank | |||
容量 | 128GB | 256GB | 512GB |
機種代金 | 販売なし | 販売なし | 販売なし |
負担金 | 販売なし | 販売なし | 販売なし |
Rakuten | |||
容量 | 128GB | 256GB | 512GB |
機種代金 | 112,800円 | 122,800円 | 149,800円 |
負担金 | 毎月の支払額4,700円/月 | 毎月の支払額5,116円/月 | 毎月の支払額6,241円/月 |
Apple | |||
容量 | 128GB | 256GB | 512GB |
機種代金 | 販売なし | 販売なし | 販売なし |
負担金 | 販売なし | 販売なし | 販売なし |
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iPhone 12 mini
docomo | |||
容量 | 64GB | 128GB | 256GB |
---|---|---|---|
機種代金 | 販売なし | 販売なし | 販売なし |
負担金 | 販売なし | 販売なし | 販売なし |
au | |||
容量 | 64GB | 128GB | 256GB |
機種代金 | 販売なし | 販売なし | 販売なし |
負担金 | 販売なし | 販売なし | 販売なし |
SoftBank | |||
容量 | 64GB | 128GB | 256GB |
機種代金 | 販売なし | 販売なし | 販売なし |
負担金 | 販売なし | 販売なし | 販売なし |
Rakuten | |||
容量 | 64GB | 128GB | 256GB |
機種代金 | 92,800円 | 99,800円 | 115,800円 |
負担金 | 毎月の支払額3,866円/月 | 毎月の支払額4,158円/月 | 毎月の支払額4,825円/月 |
UQ mobile | |||
容量 | 64GB | 128GB | 256GB |
機種代金 | 72,855円 | 80,360円 | |
負担金 | 72,855円毎月の支払額3,167円/月 | 80,360円毎月の支払額3,493円/月 | |
Y!mobile | |||
容量 | 64GB | 128GB | 256GB |
機種代金 | 96,480円 | 102,960円 | 119,520円 |
負担金 | 96,480円毎月の支払額2,680円/月(36回) | 102,960円毎月の支払額2,860円/月(36回) | 119,520円毎月の支払額3,320円/月(36回) |
Apple | |||
容量 | 64GB | 128GB | 256GB |
機種代金 | 販売なし | 販売なし | 販売なし |
負担金 | 販売なし | 販売なし | 販売なし |
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iPhone 12 Pro Max
docomo | |||
容量 | 128GB | 256GB | 512GB |
---|---|---|---|
機種代金 | 販売なし | 販売なし | 販売なし |
負担金 | 販売なし | 販売なし | 販売なし |
au | |||
容量 | 128GB | 256GB | 512GB |
機種代金 | 販売なし | 販売なし | 販売なし |
負担金 | 販売なし | 販売なし | 販売なし |
SoftBank | |||
容量 | 128GB | 256GB | 512GB |
機種代金 | 販売なし | 販売なし | 販売なし |
負担金 | 販売なし | 販売なし | 販売なし |
Rakuten | |||
容量 | 128GB | 256GB | 512GB |
機種代金 | 122,800円 | 137,800円 | 159,800円 |
負担金 | 毎月の支払額5,116円/月 | 毎月の支払額5,741円/月 | 毎月の支払額6,658円/月 |
Apple | |||
容量 | 128GB | 256GB | 512GB |
機種代金 | 販売なし | 販売なし | 販売なし |
負担金 | 販売なし | 販売なし | 販売なし |
Apple公式サイトでの購入は楽天ポイントが還元されるAppleギフトカードの利用がおすすめです。
予約開始日・発売日
iPhone 12 mini | iPhone 12 | iPhone 12 Pro | iPhone 12 Pro Max | |
---|---|---|---|---|
予約開始日 | 11月6日(金) 午後10時から | 10月16日(金) 午後9時から | 10月16日(金) 午後9時から | 11月6日(金) 午後10時から |
発売日 | 11月13日(金) | 10月23日(金) | 10月23日(金) | 11月13日(金) |
Apple公式サイトでの購入は楽天ポイントが還元されるAppleギフトカードの利用がおすすめです。
まとめ:どれを買う?iPhone 12シリーズの選び方
以上がiPhone 12シリーズの比較でした。まだ迷っている人のために選び方をまとめておきましょう。
- スマートフォンのカメラでキレイな写真や動画が取りたい!
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12 Pro Max
- 大画面で動画を見たい。電池持ちは妥協できない!
- iPhone 12 Pro Max
- 片手でも快適に操作できるコンパクトスマホが欲しい!
- iPhone 12 mini
- 動画をよく見るけど大きすぎる画面は嫌!価格は控えめで・・・
- iPhone 12
🇯🇵どの新型iPhoneを購入する?
— Yusuke Sakakura🍎携帯総合研究所 (@xeno_twit) October 13, 2020
🗺️Which new iPhone would you get?#AppleEvent #iPhone12
- 新トクするサポート(スタンダード)の負担金は、48回払いで購入後、25ヶ月目に特典利用を申し込みと機種返却が条件です。