日本時間29日、Appleが2021年度第2四半期の決算報告を行い、CEOのティム・クックがiPhone 12シリーズの売れ行きについて言及した。
iPhone 12 miniは販売不振と報じられていて今年秋の発売が噂されているiPhone 13シリーズでは新型のminiモデルが登場するものの、2022年発売のiPhone 14シリーズでは廃止になると伝えられている。
「ProとPro Maxの販売も非常に好調」
ティム・クックは決算報告を行った電話会議にてiPhone 12シリーズの売れ行きに関して「iPhone 12がファミリーのなかで最も人気がある。ProとPro Maxの販売も非常に好調だ。」と報告した。
iPhone 12 miniについては言及せず、6月までの生産停止など何度も報じられている販売不振を暗に認めた形になっている。
調査会社のレポートによれば、2021年1月に世界で最も売れたスマートフォンはiPhone 12で、2位がiPhone 12 Pro Max、3位がiPhone 12 Proで、この3機種でAppleの全販売台数の約7割を占めたとのこと。
第2世代のiPhone SEと共にトップ5から漏れたiPhone 12 miniが売れない理由は小さいディスプレイと少ないバッテリー容量にあるという。近年のスマートフォンの利用状況にゲームやYouTube、Netflixによる動画視聴が上位にランクインしていることを考えれば、コンパクトスマートフォンの需要は年々小さくなっていることが予想できる。
Appleは4月30日にiPhone 12とiPhone 12 miniの新色パープルを発売してテコ入れを図る。
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