Appleが今年秋に発売する新型iPhoneの上位モデル「iPhone 15 Pro」と「iPhone 15 Pro Max」の2機種はデザインとカメラのアップデートを含む大規模な進化を遂げるようです。
先日流出したiPhone 15 Proの画像はカメラ“レンズ”の出っ張りが2倍になると報じられましたが、最上位機種のiPhone 15 Pro Maxについては今日流出したばかりの画像を見る限り出っ張りは抑えられるようです。
過去に複数の実績があるリーカーのShrimpAppleProがケースメーカーから入手したiPhone 15 Pro Maxの3D画像と詳細なサイズ情報を公開しました。
Appleからケースメーカーに提供されるCADデータには保護ケースなどを作るために必要な端末の大きさや各パーツの距離などが含まれていて、iPhoneに限らず“本物であれば”CADデータがもたらす情報はかなり正確です。
iPhone 15 Pro Maxのサイズは過去に報じられた情報とほぼ一致している159.86 x 77.58 x 8.25mmとのこと。iPhone 14 Pro Maxのサイズは160.7 x 77.6 x 7.85mmだったので、本体は厚みが増し、縦に長くなります。
一方でカメラの出っ張りは、過去の情報よりも厚めの3.78mmとのこと。背面と接するカメラの台座は前作の1.85mmから2.05mmで厚みが増し、台座から伸びるレンズは2.33mmから1.73mmと薄くなるようです。
レンズの出っ張りが2倍になると報じられたiPhone 15 Proのカメラと見比べると明らかな違いを確認できます。
iPhone 15 Pro Max | iPhone 14 Pro Max | |
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高さ | 159.86 mm | 160.7 mm |
幅 | 77.58 mm | 77.6 mm |
厚さ | 8.25mm | 7.85 mm |
カメラのサイズ |
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全体の厚さ | 12.02 mm | 12.03 mm |
カメラの台座にレンズとともに配置されるLEDフラッシュとマイクはいずれもわずかに小さくなるようです。
iPhone 15シリーズで全機種に搭載されるダイナミックアイランドについては大きさは前作と変わらないものの、受話向けのスピーカーは薄くなるとのこと。
iPhone 15 ProおよびiPhone 15 Pro Maxだけ感圧式になると報じられていた音量ボタンについては、iPhone 15およびiPhone 15 Plusにおいても導入される可能性があるようです。ただし、Proモデルのように音量ボタンは1つに統合されず分離したままになると伝えています。
今回の情報には奇妙な点もあります。
iPhone 15 Pro Maxのディスプレイは、前作と同じ画面サイズと幅1.55mmの超薄型ベゼルを組み合わせるようですが、本体の幅は変わらないどころかむしろ大きくなっています。また、情報提供者はiPhone 15 Pro Maxのカメラの出っ張りが~5%増すとしていますが、iPhone 14 Pro Maxの寸法と比較すると出っ張りはむしろ減少。さらに、ShrimpAppleProは今回の情報を投稿したと、iPhone 15 Pro Maxのボディは厚くなり、カメラの出っ張りが小さくなることで比率が変わるものの本体の厚さは変わらないとツイートするなど、情報提供の内容と矛盾しています。
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