2017年9月22日に発売された「iPhone 8」と「iPhone 8 Plus」の販売台数がここ5年で最低を記録したことがBCNの調査から明らかになった。10月27日に予約受付を開始する「iPhone X」による買い控えが起きているようだ。
iPhone 8/iPhone 8 Plusの販売台数、出足は低調
BCNが発売日から約2週間にわたってiPhone 8/iPhone 8 Plusの販売台数を調査したところ、2013年に発売されたiPhone 5s/iPhone 5c以降の過去5年で最低を記録したことがわかった。累計販売台数は4位となったiPhone 7/iPhone 7 Plusの66%にも満たない。
BCNの調査対象は日本の家電量販店やインターネットショップの実売データによるもの。キャリアショップなどは含まれていないが、今年からキャリアショップでの購入が劇的に増える要素は見当たらない。
iPhone 8/iPhone 8 Plusに大きなデザインの変化や防水、おサイフケータイのような必要とされる新機能がなかったことも小さくない影響を与えているはずだが、購入移行者441人に行ったアンケート調査によれば58.7が「iPhone X」を購入したいと答えていることから発売前の買い控えが起きていることもわかる。BCNは「iPhone X」の登場で需要が大きく分散したと分析。全体的な販売台数はまた変わってくるだろう。
「iPhone X」は、ホームボタンを廃止し、ベゼルレスの巨大な5.8インチスクリーンと新しいTrueDepthカメラによる顔認証「Face ID」を搭載する。生産に問題が発生していることから発売日に入手するのは非常に困難と予想されている。「iPhone X」の予約は10月27日午後4時1分から開始、11月3日に発売される。
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