日本時間11日に開催されるAppleのスペシャルイベント『By innovation only』では、3機種の新型iPhone(仮称:iPhone 11)の発表が確実視されているが、日本経済新聞の報道によると2020年春にも廉価版のiPhoneが発売されるという。
廉価版iPhoneの投入で他社に対抗か
日本経済新聞が複数の関係者から得た情報によると、2020年春に発売される廉価版のiPhoneは有機ELよりもコストが低い液晶パネルを採用。画面サイズはiPhone 8の4.7インチとほぼ同じになるとのこと。
いまさら?という印象だが、中国経済の減速などで高価格帯のスマートフォンの販売台数が落ち込んでいることから、廉価版を投入してSamsungやHUAWEIなどのスマートフォンに対抗するという。
Appleが昨年発売した「iPhone XS」の11.2万円〜に対して、性能が落ちる「iPhone XR」は8.4万円〜で比較的安く設定されているが、「Galaxy A30」や「HUAWEI P30 lite」は2万円後半から3万円前半で購入できる。
4インチのディスプレイを搭載したコンパクトモデル「iPhone SE」の後継機は度々発売の噂が報じられているが、2018年にAppleが直前で発表を取りやめたと伝えられ、バークレイズのアナリストは4.7インチのコンパクトモデルが2020年に発売との情報を掴んでいた。
実際に発売されるのであれば、より高性能なチップセットが搭載されるのは間違いない。指紋認証やイヤホン端子、デザイン、カメラがどう変化するのか注目が集まる。