iPhone 7 Plusを使っていてアプリのアイコンや各種ボタン、通知センターに指が届かないことがよくある。
そんな時に便利なのが「簡易アクセス」だ。ホームボタンをポンポンと2回軽くタッチすると画面が下にスライドして指が届くようになる。
ところがホームボタンが廃止になる「iPhone X」では簡易アクセスが利用できなくなるようだ。
「iPhone X」は画面が縦長に。でも簡易アクセスは利用できない
開発者のGuilherme Rambo(@_inside)は、9月19日に配信される「iOS 11」のベータ版からiPhone Xが片手モードをサポートしないと指摘している。あくまでもベータ版であり、まだiPhone Xは発売されていない、としているが今のところAppleはサポートする気がないようだ。
Reachability is not supported on iPhone X pic.twitter.com/vvclAXMr2J
— Guilherme Rambo (@_inside) 2017年9月13日
忘れてはいけないのは「iPhone X」は画面が縦長になるということだ。縦長になればこれまで以上に指が届きにくくなるエリアが増える。では、どれぐらい縦長になるのか、Appleが公開している比較ページを確認すると「iPhone X」の画面サイズはiPhone 8 Plusとほぼ同じになることがわかる。
簡易アクセスはiPhoneの落下防止にもなる。無理矢理指を伸ばすよりも簡易アクセスを使った方がiPhoneをホールドしたまま操作できるからだ。「iPhone X」のApple Care+は22,800円とiPhone 8の14,800円よりもかなり高額になる。iPhone Xには顔認証「Face ID」を実現するために多くのセンサーを搭載しているからだろう。おそらく画面割れの修理価格も高額になることが予想される。
これは悲報と言わざるを得ない。4.7インチのiPhoneユーザーも5.5インチのiPhone Plusユーザーも片手操作に頭を悩ませることになる。