Photo by Danny Winget
今年秋に発売される新型iPhoneは、5.8インチの有機ELモデル「iPhone X」の後継機に、6.5インチの有機EL「iPhone X Plus」(仮称)と6.1インチの液晶ディスプレイを搭載する安価モデルを加えた全3モデルになる可能性が高い。
Bloombergは、これらの噂を認め、デュアルSIMやゴールドカラーの復活など最新の情報を公開した。
「iPhone X Plus」、ボディサイズそのままに大画面化
コードネーム“D33”の「iPhone X Plus」は、iPhone 8 Plusより1インチも大きいディスプレイを搭載するが、iPhone Xと同じディスプレイのフチ部分を限界まで削ったベゼルレスデザインを採用することでボディサイズはほぼ同じになるようだ。
6.5インチ/1,242×2,688ピクセルのディスプレイは、現在Plusシリーズでのみ利用できるランドスケープモードにも対応する。ランドスケープモードはホーム画面や対応アプリを起動してiPhoneを横向きに回転させると専用のインターフェースで表示・操作できる機能。
さらに、SIMカードを2枚挿入できる「デュアルSIM」にも対応するという。複数のキャリアで契約するプランを使い分けできるデュアルSIM機能は既にAndroidスマートフォンが多く採用しているが、Appleはソフトウェア上で契約・プラン変更ができる「eSIM」に対応することでさらに先に進むかもしれない。ただ、一部のキャリアは賛同しておらず最終的に実現するかはわからないようだ。
コードネーム“D32”の有機ELディスプレイを搭載する「iPhone X」と「iPhone X Plus」においてはカラーラインナップにゴールドが加わる。昨年秋の発表直前まで噂されていたゴールドは生産上の問題から見送りとなっていたが、中国を始めとしたアジアで人気が高いことから復活する可能性があるようだ。
安価な液晶モデル、ワイヤレス充電に対応か
液晶ディスプレイを採用した安価モデルにはアルミボディが採用されると報じられている。ただ、Bloombergによれば、iPhone 8のようなアルミフレームとガラスパネルとなるようだ。ガラスボディであればワイヤレス充電に対応する可能性が高い。
Appleが安価モデルとして発売したiPhone 5cはわずか1世代で開発が終了するなど失敗に終わったが、今年の安価モデルはベゼルレスの液晶ディスプレイや顔認証「Face ID」に対応するなど、より上位モデルに近い位置づけで開発を進めているようだ。
これまで安価モデルは6.1インチの液晶ディスプレイ、カメラはシングルレンズで販売価格はiPhone 8と同じ699ドル−―日本では78,800円になると噂されている。価格においてもiPhone 5cとは大きく異なるかもしれない。
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