64GBモデルでも10万円を超えてしまうほど高価格なことから販売不振が伝えられる「iPhone X」、日本経済新聞は2018年1-3月期の生産台数が半減すると報じた。
iPhone X、生産半減ではないにしろ減産は事実
日本経済新聞によると、Appleは2018年1-3月期に4000万台超の「iPhone X」を生産する計画だったが、高い販売価格が原因で年末商戦で販売が伸び悩んだことで生産量を半減させる見通しをメーカー各社に示したと報じた。一方で価格が安いiPhone 8シリーズや旧機種のiPhone 7については計画通り合計3000万台規模の生産を維持する見通しとしている。
日本のメーカーでは村田製作所が1月初めから休日返上で部品を増産してきたが近く増産幅を縮小すると報じられたが、村田製作所の藤田能孝副会長は報道の翌日に開催された決算会見で日経の報道について「私どもの認識ではそんなに大きな数字ではない」と述べたとロイターが報じている。
ただし、“そんなに大きな数字ではない”との発言は部品の減産を認めたものになる。半減ではないにしろ「iPhone X」の販売状況が予想を下回っている可能性は非常に高い。
iPhone 8/iPhone 8 Plusの発売日はApple Storeにわずかな列ができたのに対し、iPhone Xは長蛇の列ができたが、あくまでもいち早く手に入れたい人に限ったもので普通の人は10万円を超える高価なスマートフォンに手を出さないのだろう。
Appleは今年秋に発売する新型iPhoneでも高価格な有機ELモデルを2機種、安価な液晶モデルを1機種の全3機種を発売すると噂されているが、著名アナリストは安い液晶モデルが販売シェアの50%を占めると予想している。
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