予約がスタートする10月27日まで2週間を切った「iPhone X」、顔認証を実現するTrueDepthカメラの生産が間に合わないことから深刻な在庫不足に陥ると報じられている。
その一方で「iPhone X」の入手はそれほど難しくないとの予想もある。
「iPhone X」は発売日までに1500万台を生産
日経テクノロジーオンラインによると、iPhone Xの量産はiPhone 8/iPhone 8 Plusから約1ヶ月遅れでスタートしたようだ。これまでの報道どおり開始当初は生産に遅れが出て8月はほとんど生産できず、量産ペースが上がったのは9月になってからと伝えている。
本格的な量産がスタートしてから約2ヶ月間で1500万台のiPhone Xが生産されるとの予想も紹介。カラーやストレージ容量によってはレアになるものの、そうでない場合は入手がそれほど難しくないと報じた。
発売後3日間の販売台数記録は1,300万台
iPhoneの販売台数が過去最高となった2017年第1四半期(2016年10月〜12月)は7,829万台のiPhoneを売り上げた。1週間の販売ペースは約650万台となる。
さらに、2015年に発売されたiPhone 6s/iPhone 6s Plusは発売から3日間で1,300万台を売り上げた(これ以降、販売台数は公開されてない)。1,500万台という数字はこれを上回るだけでなく、今年は既にiPhone 8/iPhone 8 Plusが販売されている。例年に比べれば予約件数は少なくなっているようだが、それでも数十万台というレベルではないだろう。
これらの数字を考慮すれば深刻な在庫不足は起きないはずだ。
ただし、生産台数1,500万台というのはあくまでも予想の数値。大きく下回れば昨年のように予約開始から数十分で集荷予定日が約2ヶ月先になる事も考えられるので発売日に「iPhone X」を入手したいなら予約開始日の10月27日は万全の体制で望みたい。
発売日入手するならスペースグレイの「iPhone X」?
どうしても発売日に入手したいならば人気が集中しないカラーとストレージ容量を選択するのがオススメ。
カラーは海外ではブラック系が人気となるが、日本ではホワイト系が人気を集める。ソフトバンクによればブラックとジェットブラックが新色として追加された昨年はブラック系の予約件数が5〜6割を占め、それまで人気となっていたホワイト系を逆転した。iPhone Xの「スペースグレイ」は真っ黒ではないため、ホワイトを選択する人も増えるかもしれない。
ストレージ容量は64GBと256GBの2種類。廃止された128GBのiPhoneユーザーは256GBモデルを選択すると予想していたが、ソフトバンクによると、iPhone 8/iPhone 8 Plusの予約割では64GB・256GBが同じぐらいとのことだった。iPhone 7/iPhone 7 Plusで人気を集めたジェットブラックが128GB・256GB限定だったため、容量は64GBで充分という人も多いのかもしれない。
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