大きなスクリーンを搭載する「iPhone 8 Plus」では持ち手と反対側に配置されたボタンに指が届きにくい。
そこでAppleが用意したのが「簡易アクセス」だ。ホームボタンを2回軽くタップすると画面が下にスライドして指が届くようになる。
この簡易アクセスはiPhoneが4.7インチまたは5.5インチに大画面化されたiPhone 6シリーズ以降のモデルで利用できるが、iOS 11のソースコードを解析した結果「iPhone X」では利用できないとされていた。
前回の記事で伝えた結果、機能を使ってなかった人からは「そういう機能だったのか」「バグだと思ってた」という声もあったが、機能を愛用していた人からは復活を求める声が多数あがっていた。
「iOS 11.1」ベータ版からiPhone Xの簡易アクセス対応が明らかに
iOSデベロッパーのGuilherme Rambo氏が現在開発者向けに提供されているベータ版「iOS 11.1」を解析したところ、iPhone Xが簡易アクセスに対応することを示すビデオを発見した。
Looks like Apple is working on reachability support for the iPhone X. I don't know which button you use tho pic.twitter.com/dLTH1E81jU
— Guilherme Rambo (@_inside) 2017年9月27日
「iPhone X」のディスプレイはiPhone 8 Plusよりも縦長になるため、簡易アクセスが提供されなければ片手操作が非常に困難になることは間違いない。あくまでもベータ版のため正式版でサポートされるかは不明だが対応を検討していることは間違いなさそうだ。
一つ疑問なのはホームボタンが廃止される「iPhone X」で簡易アクセスをどのように起動するかということ。ホーム画面へ戻る、アプリを切り替える「Appスイッチャー」、コントロールセンターの起動は画面をジェスチャー操作することで起動するが簡易アクセスの起動方法は明らかになっていない。
片手操作を快適にするモードのためボディ下部を操作する可能性が高い。ジェスチャー操作を追加するのが最もカンタンな解決方法だが操作方法が複雑になり誤操作が増えることも考えられる。
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