液晶ディスプレイやシングルレンズのカメラを搭載することで価格を抑えた「iPhone XR」
上位モデルのiPhone XS/iPhone XS Maxに手が出ない人向けに販売されたものの、売れ行き不振が報じられ、国内キャリアも異例のキャンペーンを打つ事態になった。しかし、Appleは今年も後継モデルを発売するという。
同じ事態にならないような策が必要になるが、その1つはデュアルカメラとなるようだ。
レンズの性能は上位モデルと同じに?
Macお宝鑑定団Blogが中国のサプライヤーから得た情報として、今年発表される次期「iPhone XR」のカメラは広角レンズと望遠レンズから構成されるデュアルカメラを搭載するという。
直近で流出したレンダー画像から次期iPhone XSと次期iPhone XS Maxには3つのレンズを搭載したトリプルカメラが採用されることがわかっているが、次期iPhone XRはレンズを流用することでコストを抑える狙いがあるとのこと。広角と望遠レンズの性能は上位モデルと変わらないということになる。
ポートレートとズーム撮影が大幅に進化
デュアルカメラになることで何が進化するのか。それはズームとポートレートだ。
現行の「iPhone XR」はシングルレンズのため、画質が劣化するデジタルズームの使用を強制されてしまう。ズーム倍率は上位モデルの半分の5倍で、ズーム操作もピンチアウトする必要があるため決定的な瞬間を逃してしまうことも多かった。
また、ポートレート撮影は機械学習によって人物の顔を認識して背景ぼかしを適用するためペットや料理、草花といったその他被写体では有効にならない。
デュアルカメラではこれらがすべて解消される。
ただ、カメラの進化だけで販売台数を増やせるだろうか。やはり税抜き84,800円という中途半端な価格をもう少し抑える必要がありそうだ。
このほかにも次期iPhoneシリーズのラインナップは、5.8インチと6.5インチの有機ELディスプレイを搭載した2機種と6.1インチの液晶ディスプレイを搭載した3モデルラインナップになると伝えている。
3機種すべてが双方向のワイヤレス充電で実現するモバイルバッテリー機能に対応するほか、「iPhone XS」ならば2時間足らずでフル充電にできる急速充電が可能なUSB-C to LightningケーブルとUSB-C 18W電源アダプタの同梱が予想されるようだ。
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