JR東日本が「タッチしやすい自動改札機」の実証実験を都内2駅で実施することを発表した。
タッチしやすい自動改札機は、SuicaなどのICカードに加えてQRコードの乗車券にも対応した改札機。ICカードの読み取り機を車いすや子どもでもタッチしやすい場所に配置するなど、使いやすさに配慮した新デザインも採用されている。
新宿駅と高輪ゲートウェイで実証実験
「タッチしやすい自動改札機」の実証実験が実施されるのは新宿駅の新南改札と高輪ゲートウェイ駅の2ヶ所。新宿駅では2020年2月1日から、高輪ゲートウェイでは開業日に合わせて3月14日からスタートする。
実証実験の目的はシームレスな移動の実現に向けた取組みの一つとしてストレスなく利用できる改札機を目指すもの。具体的には、斜めに配置したICカードタッチ部とQRコード読み取り部のタッチしやすさ、さらに、改札通過への影響も幅広く評価されるという。
実証実験は2段階で実施される。ICカード利用者を対象にした“ICタッチ部実証実験”の期間は2月1日から5月10日まで、一般モニターおよび社員モニター等を対象にした“QR実証実験”は5月11日から6月30日まで実施される。なお、7月〜9月は試験予備期間となり、試験終了後タッチしやすい自動改札機は順次撤去される。
「タッチしやすい自動改札機」のポイント
- ICのカードタッチ部とQRコード読み取り部を判別しやすいように分離して配置
- 車いす利用や子どもがタッチしやすいようにICカードタッチ部とモニター部を斜めに配置
- 改札をスムーズに通過できるよう、視認性が良くかざしやすい位置にQRコード読み取り部を配置
- | JR東日本
コメントを残す