ローソンHMVエンタテイメントの電子チケットアプリ「ローチケ」で国際SMSを使った認証システムに問題起きたことで一部ユーザーに高額な請求が発生した。
この件でアプリが公開されているApp StoreやGoogle Playに苦情が殺到。両方のストアで★1つという異例の低評価になった。ローソンHMVは今回の問題で発生した国際SMSの料金に対し、返金対応を行うと発表した。
チケットアプリ認証で国際SMSの高額請求が発生。今月中に返金方法を案内
問題は5月11日19:00ごろから「ローチケ」アプリで発生した。
ローチケでは初回起動時に電話番号認証が求められる。電話番号認証は国際SMSを送信して行うが、国際SMSの送信には1通につきドコモでは50~500円、auとソフトバンクは100円が発生する。
認証時に発生する料金をユーザー側に求めたり、高額な国際SMSを認証システムに採用したことも疑問だが、いずれも1通の送信で認証が完了すればここまで大きな問題にはならなかったかもしれない。しかし、5月13日23:00ごろまでアクセスが集中したことによってユーザーが何度も国際SMSを認証しなければならない状態になった。
アクセスが集中したのは「星野源 Live Tour 2017『Continues』」のチケット再販売が原因とみられる。チケットを早く購入しないと売り切れてしまうが、SMS認証でエラーが頻発する、、、となれば何回も実行するだろう。
認証画面に国際SMSの料金がユーザー負担になることは明言されているが、1通にかかる料金が明記されておらずアップデート前はユーザー負担になることも案内されていなかったとの報告もある。結果的に多くのユーザーがSMS送信ボタンを何回も押して数万円の高額な料金が発生してしまったようだ。
チケットの購入競争にさえ参加できなかったにも関わらずチケット以上の料金が請求されたことに不満が爆発したユーザーがTwitterで報告すると大きな話題になった。
今日、金額確認してほんとに泣きそう😭😭 そりゃ何回も送信した私も悪いけど、送信の度に課金とか知らなかったし。
— もも (@KfY5YiEHhxVXjRz) 2017年5月12日
ローチケまじ最悪すぎる。しかも未だ認証できてないですけど💢#ローチケアプリ #国際SMS pic.twitter.com/QfFeIKKgO4
ローソンHMVは5月19日になってようやく問題の発生時期、問題の原因、問題が解消したことを発表した。さらに、複数回のSMS送信で発生した料金はローソンHMVが負担し、返金方法は今月中にSMS送信時の電話番号で案内するとしている。
- 弊社電子チケットアプリ『ローチケ』に関してのお詫びとご案内(PDF)
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