Adobeが提供するスマートフォン向けの写真加工・撮影アプリ「Adobe Photoshop Lightroom」のバージョン2.7.0が公開されました。
最新版の新機能には昨年追加されたRAW画像を3枚撮影して合成することで、クオリティの高い写真を撮影できる「RAW HDRモード」が追加されました。
Lightroom Mobile、新しい撮影モード「RAW HDRモード」を追加
「RAW HDRモード」は、撮影シーンを自動的にスキャンして適切な露出範囲を決定後、露出の異なる3つのRAW画像を撮影してアプリ内で合成することで、明暗差の大きい撮影でも白飛びや黒つぶれを抑えることができる新機能。
HDRモードはほとんどのスマートフォンで利用できますが、合成する写真は2枚のみ。3枚の画像を合成できるRAW HDRモードでは、より広い範囲の色調を再現した写真を撮影することができます。RAW HDRモードで撮影した写真はDNGファイルとして保存され、ファイルの容量は1枚40〜50MBになります。
RAW HDRモードはAndroid / iOSアプリの両方に追加されていますが、対応機種はiPhone 6s / iPhone 6s Plus / iPhone 7 / iPhone 7 Plus / iPhone SE / iPad Pro 9.7インチ、Galaxy S7 / Galaxy S7 edge / Pixel / Pixel XLのみ。対応機種が絞られている理由は、処理性能とメモリ容量とのことで今後も性能の低いスマートフォンには追加されないようです。
なお、iOS版には3Dタッチを利用したショートカット機能が追加されています。ホーム画面から「カメラ」「自分撮り」「直前の写真」にショートカットでアクセスできます。Android版には線形、放射状のグラデーションを使用して写真の特定部分の露出・明るさ・透明度などを部分的に適用・調整できる機能が追加されました。
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