4月8日、LINEとスターバックスコーヒージャパンが合同記者会見を開催し、2019年春に発表予定としていた業務提携の内容について発表した。
LINEとスタバの業務提携は“デジタル領域におけるイノベーションの加速化”を目的にしたもので新しい「LINEスターバックスカードの提供」「スターバックスLINE公式アカウントの提供」「キャッシュレスの加速化」を行っていく。
LINEスターバックスカード
今日から提供が開始される「LINEスターバックスカード」は、7,900万MAUを誇るLINEのプラットフォーム上で展開されるスターバックスカード。
LINEの「マイカード」として初の決済機能をもつプリペイドカードだ。
「LINEスターバックスカード」は、LINEのウォレットタブ内にある「マイカード」から行う。3−4回のタップのみで新規発行が可能で、カード発行と同時にスターバックスリワードのメンバー(準会員)となるため、すぐにスターを集められる。
リワードプログラムを通じて集めたスターはeTicketと交換ができるが、交換する際はMy Startbucksへの登録やスターバックスモバイルアプリのダウンロードなどを行い正会員になる必要がある。
eTicketと交換可能できるほどのスターを集めるにはそれなりにスターバックスで買い物をする必要がある。つまり、それなりのスタバファンであるためアプリのダウンロードや会員登録に対して大きな懸念はないだろう。
LINEスターバックスカードを提供する狙いは新規顧客の獲得。これまではスターバックスのアプリをダウンロードや「My Starbucks」への登録などハードルがあったが、LINEのプラットフォーム上で展開することでカンタンにカードの発行とリワードプログラムに登録できる。
「LINEスターバックスカード」の発行はこんな感じ#LINE #スタバ #キャッシュレス pic.twitter.com/gOqunYsv9K
— Yusuke Sakakura🍎携帯総合研究所 (@xeno_twit) 2019年4月8日
支払いはLINEスターバックスカードの残高から行う。カード残高へのチャージはLINE Payを通じて銀行口座からもチャージが可能。店舗でコードを提示してチャージすることもできる。スターバックスモバイルアプリ(App Store / Google Play)をダウンロードすればアプリ内からチャージすることも可能だ。
LINE上に表示されるカードのデザインはLINEキャラクターがデザインされたオリジナル仕様。
なお、LINEスターバックスカードを利用して得られた購買データはスターバックスに蓄積され、後述するLINE公式アカウントにも利用される。
スターバックスLINE公式アカウントの提供
今日からLINEでスターバックス公式アカウントを開設する。
スターバックスの公式アカウントでは、新商品や季節のおすすめ情報をLINEのトーク画面で配信。
今後はお気に入りの一杯を探せる「カスタマイズ」機能や限定商品の購入、限定イベントへの招待、ユーザ一人ひとりに合わせたメニューの提案などバリスタと接しているような1to1コミュケーションを実現する。
LINE Payを全店で導入予定
昨年12月の業務提携の発表後、スターバックスの一部店舗でLINE Payの導入を開始した。スターバックスカードをアプリ内で表示できるスターバックスモバイルアプリのバーコード決済に加えて、LINEアプリでもQRコードによるコード決済が可能になっていたが、2020年夏過ぎに全店に導入する予定だ。
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